原油安にイラン断交「サウジ王家」に迫る斜陽

国際週刊新潮 2016年1月21日号掲載

 年明け早々の3日、世界中に激震が走った。

「サウジアラビアが突如イランに国交断絶を突きつけたのです。西アジアの両大国が争えば中東大戦争、いや第三次世界大戦の可能性もある」(外信部記者)

 サウジがシーア派指導者ニムル師を含む47名の死刑執行を発表すると、シーア派が多数を占めるイランは最高指導者ハメネイ師をはじめ激しく反発。暴徒化した群衆がテヘランのサウジ大使館を襲撃し、サウジは断交で応じたのだ。

 東京外国語大学の飯塚正人教授は言う。

「スンニ派の盟主を自任するサウジにとって、シーア派の牙城イランは最大の仮想敵国。

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