負けるな受験生! “後門の狼”は春節チャイニーズ

社会週刊新潮 2016年2月4日号掲載

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 参考書に向かい“前門の虎”対策に余念のない受験生諸君は、迫りくる“後門の狼”をご存知だろうか。

 2月上旬から中旬にかけて、多くの私立大学で入試の火蓋が切られる。

「関西の立命館、関西学院、同志社を皮切りに、関東でも日東駒専から早慶明法立まで、連日試験が行われる予定です」(予備校関係者)

 近年は試験会場を地方に設ける私大もあるが、都市部への一極集中の是正には程遠い。試験前日ともなれば、大学周辺で便のいいホテルは満員御礼なのだ。

「志望校が決まっている受験生は昨年のうちに予約を済ませますが、センター試験の結果で受験校を変更するケースも多い。1月下旬から宿探しをするのは骨の折れる作業になります。人気が高いのは大学へ電車で乗り換えナシで行けたり、受験生が集中できる静かな部屋のあるホテルです」(同)

 そんな第一志望の宿を狙う受験生の手強いライバルが、爆買いでお馴染みのチャイニーズ御一行様である。

「2月7日から13日は中国の旧正月にあたる春節で連休。昨シーズンは前年比約160%増となる約36万人が来日しました。経済が減速傾向とはいえ、勢いは衰えていません」(社会部記者)

 で、売り手市場のホテルは値段設定も強気だ。1泊7000円前後のビジネスホテルでも、訪日観光客が殺到する時期には2万円前後と、相場の倍以上の価格のところもザラにある。

 だが、出願料が1校あたり約3万5000円という大学受験で余計な出費は避けたい。かくの如き受験生に攻略法を伝授するのは、大手旅行会社の日本旅行だ。

「弊社ではウェブ上で『受験生の宿』というサイトを設けて各種プランをご用意しております。予め各地の提携先ホテルを押さえてあるので、海外からの団体客の影響を受けることはありませんし、通常の価格帯でご案内しております」

 騒がしい“狼”にココロと尻を齧られぬよう、事前の準備は抜かりなく――。