「神田正輝」「三船美佳」密会で「高橋ジョージ」に風が吹く

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 世界のミフネに石原軍団、さらには先の紅白で大トリを務めた松田聖子――。密会が取り沙汰されたご当人たちはともかく、2人の“関係者”は間違いなく日本の芸能界を代表する豪華な顔ぶれである。とはいえ、このオメデタイ騒動、意外にも、最も得をしそうなのは未練がましいリーゼントの夫だという。

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“スクープ始め”と銘打ち、神田正輝(65)と三船美佳(33)の“熱愛”をブチ上げたのは、元日発売のスポニチ1面だった。32歳差カップルという取り合わせも相まって年始早々、芸能マスコミは騒然となった。

「完全にノーマークでした。いくら三船が折り紙つきのファザコンとは言っても、還暦を超えた神田とのスキャンダルなんて……」

 と、他紙の芸能担当記者も嘆息しきりなのだ。

 神田と三船は毎週土曜に生放送される「朝だ!生です旅サラダ」(ABC・テレ朝系)で共演中。夫の高橋ジョージ(57)との離婚裁判を続ける三船は現在、大阪市内で暮らす。記事では、神田が番組前日に大阪入りし、高級ホテルなどで三船と逢瀬を重ねる様子が報じられている。

 この一報を受け、神田と三船の事務所は即座に“事実無根”とコメントするなど、火消しに躍起だが、

「スポーツ紙がこうした特ダネを扱う時は、記事でも所属事務所に配慮するのが常です。ただ、今回は珍しく、張り込み取材の経緯まで生々しく書き込んでいる。神田の大阪での定宿がリーガロイヤルホテルなのは有名ですが、別のホテルで密会したことまで明らかにしていますからね。そもそも、昨年1月に三船と高橋の離婚調停をすっぱ抜いたのもスポニチです。三船の周辺に太いパイプがあるようで、このスクープも確度は高いと思います」(同)

■泥沼裁判にも影響

 件の番組関係者も、

「神田さんは大物ぶらないので女性にモテるんです。気遣いも細やかで、夏場にスタジオの冷房が効き過ぎていると、“今日はゲストが女性だから温度を上げて”と事前に指示するほど。三船さんも“知的で優しくて本当にいい人なのよ~”と褒めちぎっています」

 かつておしどり夫婦と呼ばれた“夫”の扱いとは雲泥の差である。だが、この密会報道によって状況は一転。最愛の妻から“モラハラ男”の烙印を捺され、ひとり荒れ果てた“ロード”を往く高橋のリーゼントヘアを、希望の風が揺らすかもしれないのだ。

「今回の報道が事実なら、係争中の離婚裁判に大きな影響を与えかねません」

 そう語るのは離婚問題に詳しい長瀬佑志弁護士。

「裁判官は離婚の成立を判断するために、夫婦関係が破綻した原因を重視します。離婚を求めている原告側に原因がある場合、原則として離婚は認められません。三船さんは夫のモラハラを理由に挙げていますが、神田さんとの交際を目的に別居したとなれば、破綻の原因は彼女の側にあり、離婚は成立しづらくなります」

 さらに、こんな余波も。

「裁判官の心証が悪化することが考えられますし、仮に高橋さんが離婚を呑むにしても、条件交渉を有利に運べると思います。モラハラという離婚理由を撤回してもらったり、財産分与の額を減らすよう求めることも考えられる。ただ、不倫関係が認められるハードルは高いので、なるべく有利な条件で離婚するのがよいのではないでしょうか」(同)

 風が吹いたところで“何でもないような事”を取り戻すのは困難。越年の泥沼裁判に一陽来復の春が到来するワケではなさそうだ。

「ワイド特集 剣が峰にて一陽来復」より

週刊新潮 2016年1月14日迎春増大号掲載

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