インバウンド向け「福袋」の楽しみ方

国内 社会 週刊新潮 2015年12月31日・2016年1月7日新年特大号掲載

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 お正月! といえば福袋! ということで、福袋戦線は暮から過熱気配だ。

「各社が特に熱い視線を送っているのは、インバウンド需要」(流通業界紙記者)

 いわゆる“爆買い”向けの福袋が豊富なのだ。

 例えば高島屋大阪店は、生活雑貨の福袋が並ぶ。

「“象印ステンレスボトル福袋”(5400円、50袋限定)や“象印保温弁当福袋”(5400円、20袋限定)、“京セラキッチングッズ福袋”(5400円、40袋限定)など、質の高い日本ブランドの商品を揃えています」(同)

 かつて中国人観光客がこぞって買い求めたアイテムだが、日本人にとってはいつでも買えるものばかり。

「今回は他に、日本の伝統や文化を紹介する商品や、体験型の福袋が目立ちます」(同)

 その代表例が、東武百貨店池袋本店が2点限定、5万円で売り出す“どっぷり大相撲堪能福袋”だ。出羽海部屋での朝稽古の見学・体験とちゃんこ鍋の食事に加え、元力士の解説付きで5月場所をマス席で観戦する、というもの。

「“安心してください、通訳いますよ”と、インバウンド対応を強調しています」(同)

 とはいえ、日本人にも充分魅力的な商品だ。他にも、

「西武池袋本店は、舟和や銀座文明堂、梅園など老舗和菓子店の看板商品を詰め込んだ“ジャパンクオリティ 日本の老舗和菓子福袋”を10点限定、3240円で販売しますし、西武渋谷店は約43万2000円相当の輪島塗と九谷焼の工芸品一式をペアでまとめた“金沢料亭気分福袋”を1点限定、20万1600円で売り出します」(同)

 中国人が福袋に猛ダッシュ!? ああオソロシヤ、オソロシヤ。