【「田中角栄」追憶の証言者】番記者たちが涙した栄光と挫折――元田中派番記者

政治週刊新潮 2015年12月17日号掲載

 類稀な才覚で権力の階段を駆け上がった「今太閤」は、ロッキード事件後も「闇将軍」として影響力を誇示したが、最後は子飼いの議員にすら背かれ、失意のうちにこの世を去った。その人生をつぶさに見つめてきた「番記者」が、栄光と挫折の日々を振り返る。

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 最古参の“田中派番”の1人、元時事通信の増山榮太郎氏(85)はこう語る。

「田中は岸内閣で郵政相に任命されたけど、30代での大臣就任は戦後初。まもなく政調会長に抜擢され、“これは大物だ”と各社が番記者を置くようになった。

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