【「田中角栄」追憶の証言者】法廷で2回激昂した角栄の凄まじき眼力――堀田力(ロッキード事件担当元検事)

政治週刊新潮 2015年12月17日号掲載

 6年9カ月に及んだロッキード事件の一審公判中、被告人席に座る田中はほとんど感情を表に出さなかったという。が、公判検事の1人だった堀田力氏(81)の言葉に、わずかに2回、我を忘れて激昂する姿を見せていた。

 ***

「法廷での田中さんは、時折、真向いに座る私たちを見渡す時は無表情なままでした。冷たく無視する態度で、完全黙秘を押し通されましたね」

 と、堀田氏は約40年前の法廷闘争を振り返る。

「そんな田中さんが、顔を真っ赤にして怒り出したことがありました。

...

記事全文を読む