専門家に聞く「熱中症」「夏バテ」を防ぐ最新常識 「“縁側にたらい”は雰囲気だけ」

食・暮らし週刊新潮 2015年8月13・20日夏季特大号掲載

 幸田露伴に『太郎坊』という短編小説がある。

〈見るさえまばゆかった雲の峰は風に吹き崩されて夕方の空が青みわたると、真夏とはいいながらお日様の傾くに連れてさすがに凌ぎよくなる〉

 と冒頭にあるその夜、仕事から帰った主人は、庭に打ち水をして湯につかる。茹蛸(ゆでだこ)のようになって戻ると、細君が燗徳利を持ってくる。

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