「生涯賃金は実家の蔵書の数で決まる」というデータは確かか?

社会週刊新潮 2015年6月11日号掲載

 安倍政権が進める教育改革の旗振り役である「教育再生実行会議」に、興味深い研究データが提出された。それによると「多くの蔵書に囲まれて育った子どもほど、生涯賃金が増える」という。果たして、その真偽とは――。

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「蔵書が多い家庭で育った人ほど、賃金が高くなる」

 一見、チグハグにも見える研究データが提出されたのは、5月19日に開催された「教育再生実行会議」だった。安倍晋三総理が2013年1月に立ち上げた、総理直属の私的諮問機関である。自治体の長や大学教授といった有識者が集う公の場に興味深い資料が提出されたわけだ。

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