湘南に白亜の豪邸! なぜ「長谷川理恵」はママタレになれないのか?

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 モデルで、マラソンランナーで、サーファーで、野菜ソムリエで、オリーブオイルマイスターで、アロハ検定一級で、え~と、あとバギーエクササイズインストラクター。長谷川理恵(41)の今の「肩書」である。その“男性遍歴”同様、実に多彩でまとまりを欠くが、年商85億円のカフェ経営者・楠本修二郎氏(50)とのデキ婚・出産から3年。湘南の豪邸で子育てに勤しむ彼女に、なぜか「ママタレ」としての名刺は加わらない。

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 鎌倉は七里ヶ浜の海岸から、高台へ歩いて15分ほど上った住宅街。約70坪、全景真っ白の2階建ての家は、高さ2メートル程の壁に囲まれ、まるで周囲からの視線を拒んでいるかのようだ。地元の不動産業者によれば、「土地と建物合わせて2億円以上」。南側は全面ガラス張りで、夕暮れ時には窓いっぱいが赤く染まり、日が暮れれば江の島灯台の光が仄(ほの)かに見える――いかにも長谷川が好みそうなこの「白亜の豪邸」が完成したのは、一昨年10月のこと。

 近所の住民が言う。

「この辺りは、昭和40年代に開発された住宅地で、古い家が多い。そこに真っ白で大きな家が建ったわけですから、そりゃ目立っています。お子さん連れで散歩する長谷川さんも見かけます。サングラスでバレないようにしていますが、すぐにわかりますよ。海岸をランニングしている姿を見た人もいます」

■30万円のシャネルバッグ

 しかし不思議なのである。

 少なくとも表面上は、夫婦円満、健康&自然派生活、子育てに奮闘中――と、ママタレとしてはパーフェクトな“条件”を手にしている長谷川。ところが、スケジュールを見ても、仕事は、いつものモデルとマラソンがせいぜいで、ママとしての露出はほぼ見当たらない。ブログでは、頻繁に長男の成長ぶりをアピールしているだけに痛々しいが、

「当たり前の話ですよ」

 と一笑に付すのは、コラムニストの今井舞氏。

「おそらく、彼女はテレビや雑誌の企画会議で、ホワイトボードには名前が挙がる。でも、仔細を検討するとお呼びがかからない、という位置付けでしょう。ブログを見ればわかるのですが、例えば、田丸麻紀などはイチイチ読者からの質問に回答までしているのに、彼女からはそうしたサービス精神は感じられず、“私はこうよ!”と述べているだけ。独りよがりの高級喫茶店のようなもので、わかる人はわかればいいというスタンスなのでしょう」

 これでは、うるさいママたちからは、反感を食らうだけなのだ。

 夫妻に近況を聞くべく、豪邸を訪ねたものの、楠本氏にはなぜか“無視”された。代わって長谷川の所属事務所は、「いわゆるママさんタレントということで仕事を受けているわけではない」と強がるが、放送作家の山田美保子氏は手厳しい。

「今は“ゴージャス”ということは、世間にまったく受け入れられなくなっています。でも、長谷川さんは、結婚した時に出した本で、旦那にもらったハリー・ウィンストンの婚約指輪を“あ、小さい”と思ったという逸話を披露した。また、出産直前にも、ブログで、30万円はするシャネルのマザーズバッグを使っていると書いて、大炎上したことがありました。つまり、世間とのズレを未だに認識できていないんです。ママタレなら、セレブなのに親しみやすい神田うのもいますし、梨花や藤本美貴、辺見えみりもいる。これでは彼女に入り込む余地はありません」

 こうして現在「CMゼロ」と土壇場に追い詰められた長谷川。プライドを捨てられない彼女が次の踏み台に狙うのは、さて一体どんな「肩書」か――。

「ワイド特集 愛と憎しみの『土壇場カップル』」より

週刊新潮 2015年3月26日花見月増大号掲載

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