コーヒー研究の果てに1万坪の土地を購入 「イグノーベル賞」を受賞した日本人学者の実に凄い研究(1)

IT・科学週刊新潮 2015年1月15日迎春増大号掲載

 イグノーベル賞といえば、くだらないという意味の「Ignoble」とノーベル賞をかけた「裏ノーベル賞」と言うべきもの。その受賞者が普段から手がけている研究は、実に凄いものばかりである。科学ジャーナリストの緑慎也氏が日本人受賞者の素顔に迫った。

 ***

 2003年に化学賞を受賞した金沢大学名誉教授の廣瀬幸雄(74)の専門は破壊工学。飛行機事故の原因となるような金属疲労の研究で業績を上げる一方、「コーヒー博士」の顔も持つ。おいしい一杯を求め、日本中の喫茶店をめぐり、世界の豆産地をたずね、研究をつづけてきた。

...

記事全文を読む