気軽に結婚式? ウェディングフォトがブーム

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 大勢の親類、職場の上司、友人を呼んで盛大に……一昔の結婚式といえば、そのようなイメージでした。しかし近年は、小さなレストランを貸し切ったり、親類だけを呼ぶなどの小規模な結婚式も増えてきています。また、中には結婚式の代わりにウェディングフォトを撮るケースも。今回はそんなトレンドのウェディングフォトを紹介します。

■台湾ではポピュラーな結婚写真
 日本ではまだそこまで馴染みがないかもしれませんが、お隣りの台湾では「婚紗」(コンサー)といって、ウェディングフォトがとってもポピュラー。

 有名なところでは、ビビアン・スーさんが実業家の夫と撮影したウェディングフォトを公開し、反響を呼びました。プロのカメラマンに頼んで撮ってもらうことが多いようです。

 そんなウェディングフォトが日本に「輸入」されたケースも。日本の各地でウェディングフォトを撮影して話題になった日本人と台湾人のカップルがいます。

■日本で撮影されたウェディングフォトが話題に
 そのカップルとは、「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」(雖然媽媽説我不可以嫁去日本。)と題されたフェイスブックページを運営する、台湾人女性リンちゃんと、日本人男性モギサンのふたり。

 このフェイスブックページでは、リンちゃんがフェイスブックで出会った日本人彼氏モギサンとの日常を綴ったり、愛らしいデート写真を投稿するなど話題を呼び、23万人が「いいね!」を押すなど、台湾、日本で大人気となっています。

 二人は1年間の交際を経て、ついに日本で結婚することに。そこで台湾人のリンちゃんは結婚式ではなく、日本でのウェディングフォトを選びます。撮影場所は、浅草の雷門前、渋谷のスクランブル交差点のど真ん中、紅葉の散る公園、江ノ電の走る海岸前、商店街の居酒屋……。

浅草の雷門前で。

渋谷のスクランブル交差点のど真ん中で。

江ノ電の走る海岸前で。

商店街の居酒屋で。

 いずれも私たち日本人にとっては馴染み深い場所ですが、ウェディングドレスを着たリンちゃんがそこに立つだけで不思議と景色が一変します。二人のキュートな表情やポーズも話題となり、フェイスブック上で公開されたこれらの写真は、台湾、日本両国で大きな反響を呼びました。

 渋谷のど真ん中で撮影するのはなかなか勇気がいりますが、一生の記念となる写真を二人の思い出の場所で撮れば、素敵な宝物になることでしょう。

 ジミ婚、スマ婚など、従来の盛大な披露宴から、お手頃な形での式がトレンドになってきている現在。ウェディングフォトは形式にこだわらない、新しい結婚式の形を示しているといえるかもしれません。

デイリー新潮編集部

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