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新幹線運転士が独断でダイヤを変更?! そのワケとは
「今日は花火大会を見て行くぞ。俺が先発で運転していくからな」
現在は写真家・ライターとして活躍する元新幹線運転士のにわあつしさんは、高らかに宣言する先輩に、とっさに聞き返したといいます。
「はあ、花火大会は大阪に着いてからですか?」
「大阪に着いたら終わってるよ! 熱海だよ」
昭和50年代の東京駅。新大阪に向けて出発する、ひかり181号、0系運転台での、運転士ふたりの会話です。
先輩はその言葉通り、熱海まで速度制限ぎりぎりの速度で飛ばすと、こだま号の熱海停車と同じように速度を調整して、ブレーキをかけたそうです。...
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「赤字鉄道でも廃止してはいけない」地域再生のプロが警告
■「赤字鉄道」と地域再生(2)
JR北海道は先月、営業距離の約半分に当たる10路線13区間を「単独では維持困難な路線」と発表、沿線自治体と路線廃止も含めた協議に入ることになった。
「鉄道を廃線にしても、代わりにバスを走らせれば問題ない」――鉄道廃止派の多くは、そう考えるだろう。しかし、そのような考えに疑問を呈す2人の専門家がいる。
1人は、『和の国富論』などの著作で知られる地域再生の専門家の藻谷浩介氏。もう一人は、『鉄道復権』などの著作で知られる交通経済学者の宇都宮浄人氏である。...
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