家族愛という名の地獄 たとえ「毒」でも、「ボケ老人」でも――親を捨てられない長女たちの行く末は?

文芸・マンガ

『長女たち』刊行記念特集インタビュー
家族愛という名の地獄/篠田節子

――痴呆が始まった母のせいで恋人と別れ、仕事も辞めた直美。父を孤独死させた悔恨から抜け出せない頼子。糖尿病の母に腎臓を差し出すべきか悩む慧子……今作は三人の女性が人生の岐路に立った瞬間を描いた短編集です。『長女たち』というタイトルに込められた想いを教えてください。

 これまでも家族関係を描いた小説を書いてきましたが、今、「娘」という立場を正確に捉えた小説が少ないんじゃないかと思ったのが、この短編集を書いたきっかけです。

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