コスプレイヤーの露出度が上がり、外国人観光客による盗撮も…渋谷が厳戒態勢のせいで、「池袋ハロウィン」の治安が悪化か

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 10月31日、6年ぶりに土曜日と重なった今年のハロウィン。以前から来場者が暴徒化するなど社会問題化していた「渋谷」では、ハチ公像に幕が掛けられ、路上飲酒を禁止し、交通規制が行われるなど厳戒態勢が敷かれていた。取り締まりを強化した結果、今年は特に目立ったトラブルがなく終わったと報告された。

 ところが、その一方で治安の悪化がSNSで徐々に叫ばれるようになっているのが、「池袋」である。また、渋谷の警備が厳しくなった影響で、数年前から「新宿」に人が流れているのではないか……という声も上がっている。【取材・文=宮原多可志】

町ぐるみでコスプレを盛り上げているが

 池袋では町全体でハロウィンを盛り上げようと、毎年その時期に「池袋ハロウィンコスプレフェス」、通称「池ハロ」が開催されている。今年は10月30日~11月1日にかけて開催され、著名なコスプレイヤーが多数ゲストとして招かれた。また、アニメやゲームのキャラクターに扮した一般コスプレイヤーが、市街地をコスプレ姿で練り歩いた。

 メイン会場となった「サンシャインシティ」や「イケ・サンパーク」はコスプレイヤーであふれ、その姿を撮影しようとするアマチュアカメラマンが列を作った。外国人観光客の姿も多く見られ、池袋を象徴する人気イベントに成長していることがうかがえる。

 コスプレは20年ほど前まではまだまだマイナーな趣味だった。同人誌即売会などのオタク系のイベント会場で行われているに過ぎず、オタク以外の人たちからは奇異な目を向けられるのが普通だった。

 ところが、近年その裾野が急速に広がり、従来のオタクだけではない一般層もコスプレを楽しむようになった。盛り上がりを支えているのが、プロコスプレイヤーを名乗るタレントのほか、XやInstagramなどのSNSの存在だろう。衣装もネットで売買が盛んで、参入障壁は格段に下がっている。

ナンパや盗撮被害の報告が多数

 ところが、誰でも手軽に楽しめるようになった反動で、コスプレイベントでは従来見られなかった新たな問題が水面下で発生しているようだ。SNSでは「池袋の治安が悪化している」「勝手に盗撮された」といったコメントをいくつも目にするようになった。

 2014年に行われた第1回から「池ハロ」に参加し、もちろん今回も参加したという古参のコスプレイヤーA氏は、「池袋に限ったことではないが、どこのコスプレイベントも明らかに前より雰囲気が悪くなっていると思う」と嘆く。

「一般の方から盗撮されたという話を聞くようになりましたし、執拗な付きまといやナンパ、連絡先の交換の要求などをされた人もいたようです。また、カメラマンも普段はオタク系のイベントに来ない人が増加しているようで、コスプレイヤーに卑猥なポーズを要求したり、スカートの中が見えるようなアングルで撮影されたケースもあるようです。

 これらの問題は同人誌即売会などでも以前から起こっていましたが、自浄作用でかなり改善されてきました。ところが、そういった過去を知らない一般層にコスプレが認知された結果、同じトラブルがまた繰り返されるようになった。被害に遭ったという話を自分の周りでも聞くようになり、表に出ていないトラブルも増えていると思います」

 SNSにも報告が上がっていたが、外国人による盗撮被害もあるようだし、撮影の順番待ちの列ができているのに、横から無断でスマホを向ける人もいるそうだ。しかし、相手に悪気はないのかもしれないため、「撮らないでください」と強く言い出せない人も少なくないとのことである。

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