「夫婦の営みを“あえてしない”という選択肢も」 専門家は「夫婦問題で相談に来る方の7割以上は悩んでいるが…」
「“一生同じ家に住む”という時代ではない」
家やマンションを買うべきかどうかも、夫婦にとっては大いなる悩みどころだ。不動産経済研究所の調査によれば、今年上半期、東京23区内の新築マンションの平均価格は1億4000万円を超えている。
「最近では不動産価格の高騰で“持ち家・持ちマンションが欲しいけど持てない”という人向けに、50年住宅ローンが注目されていますが、とんでもない話です」
そう喝破するのは、経済ジャーナリストの荻原博子氏である。
「40~50代のマイホーム持ちは、親の世代から“まじめに働けば家ぐらい買える”と言われ、家やマンションを持たなければならないという呪縛にとらわれているんです。でも、みんなローンでヒーヒー言ってるじゃないですか。私はむしろ、マイホームを諦める方が正解だと思いますね」(同)
その理由として、現代社会における不確定要素の多さを挙げる。
「転職すれば勤務場所も変わるし、離婚すればどちらかが引っ越しをしないといけない。老後は老人ホームなどの施設に入るのが一般的になっていて、今や“一生同じ家に住む”という時代ではありません」(同)
ジャングリアは沖縄で“一人負け”
庶民の手が届かなくなったのはマイホームに限らない。歴史的な円安で、海外旅行も“遠い夢”になりつつある。コロナ禍前の2019年に約2000万人だった出国者数も、近年は1500万人に満たないのだ。
経済評論家の門倉貴史氏によれば、
「実際、ハワイに旅行する日本人観光客の数は、コロナ前と比べて半分程度になっていますね。トレンドは“安近短”、つまり近場で費用が安く、日帰りや短い日程でこなせる旅行に移ってきていると思います」
そんな中、昨年度、過去最高の観光客数を記録したのが沖縄県である。この調子でいくと、今年度も記録を更新する勢いだという。
沖縄といえば「ジャングリア沖縄」が鳴り物入りで昨年オープンしたばかり。しかし、のっけから“火の車”で、開業後初の決算では173億円の赤字だった。
「ジャングリアの経営主体が想定していたのは、年間150万人の来場者でした。いざふたを開けてみると100万人ほどで目標と結果の数字に大きな乖離(かいり)が出てしまった。沖縄では“一人負け”の状況です」(門倉氏)
“敗因”は何か。
「一番大きいのは割高感がある点でしょう。ジャングリアがターゲットにしているのは国内各地やインバウンドの観光客です。でも、本州からだと飛行機で行かないといけないし、那覇から車で1時間半ほどの本島北部にある。飛行機代にレンタカー代、さらに宿泊費がかかる上、入場料が12歳以上は6930円ですからね」(同)
ほかにもある。
「アトラクションの回転率が悪いのも問題です。ディズニーランドだと一つのアトラクションの所要時間は数分~10分以内のものが多く、一度に大人数の客を乗せられます。対してジャングリアは、目玉の〈ダイナソーサファリ〉が約17分で、定員12人です」(同)
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