「別れてから既読スルー」 なぜ芸人カップルはヨリを戻して結婚に至ったのか
人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。
そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。
今回登場していただくのは、お笑いトリオ「ビックスモールン」のグリさん(35)とものまねタレントのカトリーナ陽子さん(28)。
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何度も交わした「どうする?」の問答。お笑いトリオ「ビックスモールン」のグリさんとものまねタレントのカトリーナ陽子さんが8月13日に入籍した。「どうする?」の答えが結婚だったのだ。
出会いは2015年。東京・新宿のものまねショーレストラン「そっくり館キサラ」に陽子さんが出演した際、MCだったのがビックスモールン加入前のグリさんだ。陽子さんは17歳。出演時間に制限があり、彼は「すぐに帰る子がいるなあ」と思ったことだけ覚えている。
8年後、23年5月のキサラ。先輩の女性芸人を含む3人が楽屋でたわいない会話に盛り上がる中、陽子さんがふと彼に「普段何してますか?」と尋ねた。
彼は「猫の動画を見ながら、独りで飲んでる」。一緒に飲もうと思うほどには彼に興味がなかった陽子さんに、先輩芸人が「二人で飲めばいいじゃん?」。
この言葉を受けて交換したLINEに後日、彼から「今日飲める?」と連絡が。「他の日なら空いてます」と彼女は返し、6月6日に二人で居酒屋へ。数日後には焼肉店にも出かけた。「2回目も来てくれるということは」と淡く期待した彼をとくに異性として見ていなかった彼女だが、会話が進むにつれて意気投合。
どちらからともなく「どうする?」「どうって?」「付き合います?」「付き合おっか」で交際が決まり、食後、高ぶった思いをぶつけるべくバッティングセンターへと流れたが、残念、球はバットにあまり当たらなかったとか。
ところが、お互い仕事が忙しくなり、すれ違いの日々が訪れる。体を張ったトリオコントで海外から仕事の引き合いも多い彼が24年、1カ月半ラスベガスへ行くことが決まると、渡米前日に彼女から別れを告げられ、抵抗するも無駄に終わった。
ただ、陽子さんは悔やんでいた。「忙しくてメンタルにきていて当たり方がひどかった。直接謝りたい」と考え、連絡を続けた。彼はこれを既読無視し、帰国後、彼女が仕事で不在の日、渡されていた彼女の家の鍵を返しに行き、ついに関係は終了した……はずだった。
ヨリを戻したきっかけは……
その後も陽子さんから小まめに入る連絡で、12月に同じイベントに出演すると知らされた彼は「既読無視は大人げない」と反省し、「またご飯に行こうよ」。
運命が動いた。
数日後、彼女がキサラに出る日、彼から「近くで飲んでるけど来る?」。以降、再びよく飲みに行くようになる。「今後のことを話したい」と彼女から連絡して会った25年3月25日、二人は口にした。「どうする?」「もう一度付き合おう」。
5月、グリさんはフィリピン・マニラでの公演へ。母がマニラで暮らす彼女は仕事があり一緒に行けなかったが、翌朝、彼に彼女とお母さんの撮り下ろしツーショット写真が届く。直後、宿泊先に陽子さんがいきなり登場。仕事を終え、彼女は急いで追ってきたのだ。
9月、グリさんは郷里の浜松を彼女と訪ねた。親戚の手元に二人が写る写真があった。約10年前にその親戚がキサラに来店して撮った一枚だが、当の二人は記念写真は日常ゆえ記憶にない。家族は「写真の時から付き合ってたんじゃないのか」と笑ったそうだ。
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