授業参観には毎回参加「ヤンチャな同級生を叱っていた」 デビュー45周年「山川豊」(68)の知られざる実像を、長男が語る 30年連れ添った妻と「コロナ離婚」した原因とは

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 演歌歌手の山川豊が、今年、デビュー45周年を迎えた。既に報じられているように、その身体はステージ4の肺がんに侵されているが、今、その山川を支えているのは長男だ。10月15日に68歳の誕生日を迎えた父親への思いを明かす。

【前後編の前編】

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長男の好きな曲は…

 仕事のため、普段は自宅にいない父親だった。それでも、年末になると家族で父親のディナーショーに訪れていた。それが何より楽しみだったという。

「小さいころから父の歌を聞くのが楽しみでした。好きな曲はいくつもあるのですが、ディナーショーの終わりには必ず『春から夏へと』を歌うんです。この曲が、胸にぐっとくるんです。大人になってから知ったのですが、これは家族のことを歌った曲なんですよ」

 そう語るのは、山川の長男である隼也さん(29)だ。観客から喝采を浴びる父親が、誇らしかった。

「僕が幼かったころは、ほとんど家にいなかったので、寂しかったですね。たまにコンサートを観に行くと会えるのですが、久しぶりに父と会った2つ上の姉は“帰りたくない”と泣いていたのを覚えています。そのため、子育ては母がほぼ一人で担ってくれていました。父は帰ってくるとぐったり。本当に大変なんだなと子ども心に感じていました」

「お前の親父、バカだな」

 それでも、山川が参加を欠かさなかったことがある。

「授業参観、運動会、卒業式などの学校行事には、必ず来てくれていました。授業参観では、先生の話を聞かないで遊ぶ同級生を見つけると“おい、チョロチョロしてんじゃねぇぞ。先生の話を聞け”と叱ることも。当時はまだ若くイケイケでしたから、同級生にしてみればそうとう怖かったはずです。友だちに申し訳なくて、“早く帰って”と心の中で思っていました」

 運動会ではリレー種目にアンカーで出場。1位を勝ち取り、同級生から「お前の親父って足が速いな」と言われ、嬉しかった。一方、山川がクイズ番組に出演し、珍回答をした翌日、学校で「お前の親父ってバカだな」とからかわれたこともあったという。

「今思えば些細なことなのですが、それが本当に嫌で父に不満を漏らしたことがありました。すると“言わせておけばいいんだよ。バカでいいじゃないか”と。その言葉を聞いて、あんまり重く受け止める必要はないんだと気持ちが楽になりました」

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