ただ一人クビに… 官邸側近が高市首相の逆鱗に触れた「二つの理由」
9月に米国ニューヨークの国連本部で行われた日米首脳会談を、彼はどんな胸中で見守ったのか……。
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「三人の官房副長官のうち、佐藤啓参院議員(47)だけがクビになったんです」
とは政治部官邸キャップ。
「高市早苗首相(65)の側近ながら、一般的な知名度は決して高いとはいえません。4年前の参院選の最中、奈良県で凶弾に斃れた安倍晋三元首相が応援演説をしていた候補者といえば、ピンとくるかもしれませんね」(同)
留任した二人は、同じ政務担当の尾崎正直衆院議員(59)と、元警察庁長官で事務担当の露木康浩氏(63)だ。
「高市首相は佐藤氏を、同じ奈良県選出というよしみもあり、陰に陽に目をかけてきました。前回の自民党総裁選の際は、“高市氏に耳の痛い助言ができる数少ない側近”と周囲が佐藤氏に一目置いていたほど二人は近い関係にあった。それだけに彼の交代は、本人はおろか自民党内でも驚きをもって迎えられたのです」(同)
首相の逆鱗に触れたワケ
政務担当の官房副長官は、衆院と参院からそれぞれ選ばれる。首相の外遊には交互に随行するのが慣例で、第2次高市改造内閣発足直後の高市首相の訪米には、佐藤氏が付き添うはずだった。
「ところが、トランプ米大統領と向き合う高市首相の二つ隣に座っていたのは、尾崎氏でした」(前出のキャップ)
国内外から注目が集まる晴れ舞台を目前に、高市首相が“泣いて馬謖(ばしょく)を斬った”のはどんな理由からか。
「旧安倍派に属した佐藤氏には政治資金収支報告書の不記載問題がくすぶっていましたが、先の特別国会では野党が矛を収めたことで、主務である官邸と参院との連絡や調整に集中していた。ただ、その動きは参院自民党を取り仕切った石井準一前参院幹事長(68)の言いなりで、それに首相は不満を募らせました。この不作為が首相の“逆鱗”に触れたワケです」(同)
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