“地元予算を大幅カット”発言の簗農水相が「回答控えたい」を18回連発…「お経のような回答続けるつもりか」「国民に誓えるか」と追及されても回答拒否

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「質問の趣旨が私には理解ができません」

 簗農水相は質問内容が「私には理解できません」と不満を示しつつ「職務をしっかり全うしていきたいと思っております」などと一応は回答した。ちなみに数えてみると、この回答の前には合計12回、回答拒否を繰り返している。

 7人目の記者は「国民に誓えますでしょうか」と畳みかける。簗農水相は「そういった質問をなされる趣旨が私には理解ができません」と逃げる。記者は「今後の予算編成の方針について伺っています」と食い下がると、簗農水相は「政策を前に進める」とは答えた。

 8人目は全国紙の記者。この記者も「一般論」と前置きした上で、農水省は補助金や交付金を配分していることを指摘。

「現在の農相として、政治的な支持の有無であったりとか、選挙結果を予算配分の判断材料にする」ことは適切かと質問した。だが簗農水相は「私の報道に関しての質問」と理解したと説明し、回答を拒否した。

 まだまだ粘る記者と逃げる簗農水相のバトルは続くのだが、この後は割愛させていただく。YouTubeに公開されている記者会見の動画は全部で約21分だが、道路予算以外の質疑応答は冒頭の数分しかない。簗農水相が「大臣という立場でコメントすることは控えたい」などと回答を拒否したのは合計18回だった。

熊本と石川でも回答拒否

 また簗農水相が会見の冒頭で発表した熊本県と石川県の視察は、それぞれ10月3日と4日に行われ、ここでも記者は道路予算削減の問題について重ねて質問した。だが、簗農水相が回答することはなかった。

 なぜ簗農水相は、木で鼻をくくったような態度を続けたのか。

 後編【“予算大幅カット”簗農水相に「ここまで露骨な発言は聞いたことがない」の声…裏金問題でも渦中“やなちゃん”の爆弾失言で囁かれる「農水相の舌禍が絶えない理由」】では、政治アナリストの伊藤惇夫氏が指摘する「簗農水相の超えた一線」と、「農林族議員特有の問題点」について詳しくお伝えする──。

デイリー新潮編集部

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