「しんどい思いをせず、8キロ減」 血糖値のスペシャリストが教える「ゆる~い糖質制限」
「孤独」を放置しない
その6 運動と考えず「遊び」と考えよう
仕方なくやろうとする運動は長続きしません。運動を続けて血糖値を下げるコツは、たった一つ。「心から楽しめる遊び」を見つけることです。公園の散歩、家庭菜園、写真を撮りながら歩く、史跡を巡る、犬や猫のお世話、プールで水泳や歩行。後から「これも運動だったんだ」と気づくぐらい時を忘れて夢中になれる「遊び」こそが、最高のエクササイズです。
その7 「孤独」を放置しない
意外かもしれませんが、「孤独」は極度のストレスを招く手強い敵です。血糖値や糖質制限の苦労を話せる相手を一人でいいので見つけてください。ご家族、友人、主治医、ネットの友達、誰でも構いません。話すだけ、聞いてもらうだけの「壁打ち」が、きっとあなたを孤独から救ってくれます。
じつは糖尿病の患者さんは、住宅ローンや生命保険を組めないなど、社会的不利益を被る場合があります。社会に残るこうしたスティグマ(レッテル、偏見)が、「自分は普通じゃない」というセルフスティグマを生み、孤独やストレスを招き、生活習慣を乱すケースを山ほど見てきました。だから、SNSでも誰にでもいい、勇気を持って伝えてください、「治療を頑張っています」と。当院のデータでも、周囲に打ち明けている方ほど、治療効果は圧倒的に良いのです。
これら七つをすべて行う必要はありません。一番大切なのは“心値(ここち)のよさ”ですから、無理なくできることから始めてみてください。「そういえばこれ、もともとは血糖値対策だったな」。そうやって目的を忘れるくらい習慣化できたとき、血糖値も自然と下がっているはずです。







