高野山で1億円以上の申告漏れが! インバウンド向けに「値段が2~3倍に」 「本来は無料や低価格」

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「楽天トラベル」で検索すると、ある宿は1人1泊2万5000円からで、4万円を超えるところも。

 ある部屋からは美しい枯山水の庭が見えて、夕食は精進料理のコース。また、多くの施設に共通しているのは、早朝の勤行体験が付いていることだ。これらは寺院の「宿坊」である。

 世界遺産に登録されている真言密教の聖地・高野山で、宿坊を営む複数の宗教法人が、2025年度に大阪国税局から税務調査を受けたことが分かったのは9月上旬のこと。申告漏れの総額は1億円以上で、宗教法人は約6000万円の追徴課税となった。宿泊で得た収入を私的に使う、あるいは、所得を過少申告していたケースもあったというのである。

 そのうちの一つで、金剛峯寺に隣接する「高野山別格本山 総持院」の宿坊には沐浴場と呼ばれる大浴場が備えてあり、2名1泊で6万円を超える部屋も。同寺院に聞くと、

「(申告漏れに関する取材については)弁護士事務所を通してください」

 との答え。地元・高野町の関係者によると、

「高野山は世界遺産であることからインバウンド需要で外国人観光客が押し寄せているのです。ここ4~5年で宿泊者数が倍増しており、2025年は19万8000人に上りました。精進料理や勤行などの宗教体験が目的ですが、一方で、高野山の宿坊の数は52軒と限られている。こうした背景もあって、ここ数年、宿坊は高級化し、コロナ禍前の2~3倍の値段が当たり前になっているのです」

 なるほど、豪華な宿がいくつもある理由がこれで分かった。

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