シーズン“無冠”の大谷翔平(32)に米メディアが「二度と投げるべきではない」「もう不死身ではない」…急増する打者専念論に“NPBで306本塁打のスラッガー”は「それでも大谷は二刀流を貫くでしょう」
前編【2軍最終戦は「3回5失点」のDeNA・藤浪晋太郎(32)が“戦力構想外”に…18歳の大谷翔平に“現時点では負けている。彼に追いつけるように頑張りたい”と言わしめた天才投手はどうなる】からの続き──。ご承知の通り、DeNAの藤浪晋太郎とドジャースの大谷翔平は共に1994年生まれで、プロ入りも“同期”だ。2人は来年、33歳になる。藤浪は不調からDeNAが来季構想外にしたと報じられ、大谷はアメリカメディアを中心に「もう二刀流は止めるべき」との“提言”が相次いで報じられている。(前後編の後編)
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今季の大谷は、6月頃から左膝の炎症が注目を集めるようになった。8月には大事を取って試合を欠場。また投手としての調整を再開すると左膝だけでなく、右上腕二頭筋の状態も悪化してしまった。結果、投手復帰の計画は白紙に戻された。
さらに9月8日から右上腕の炎症などにより15日間の負傷者リスト入り。結果、「二刀流の続行」は是か非か、アメリカと日本のファンの間でも議論が勃発した。24日に復帰したものの、「二刀流の負荷に体が耐えられなくなっているのでは」と不安視する声は決して少なくない。
サンケイスポーツ(電子版)は9月28日、「【MLB】大谷翔平〝無冠〟のメジャー9年目、MVP絶望的…シーズン成績確定 6年連続30発も…軒並み昨季下回る ILから復帰後21打数5安打8三振」との記事を配信した。大谷の今シーズンは全くタイトルを取れずに終わり、しかも不調が依然として続いている。
実際にアメリカのスポーツメディアが報じた記事を2本、ご覧いただこう。最初は地元紙「ロサンゼルス・タイムズ(電子版)」が8月30日に配信した「議論の余地はない──大谷翔平は今季、もう投げるべきではない」だ。
ちなみに同紙のビル・プラシュケ記者の署名記事で、彼はスポーツ・コラムニストとして全米に名を知られている。
「投手大谷不要論」
タイトル通り、記事は「今季は投げるべきではない」という内容だ。実際、ドジャースも今季はポストシーズンを含め、大谷は打者に専念させる方針を固めたと見られている。プラシュケ記者の主張を要約すれば、以下の通りになる。
「ドジャースの先発陣は充実しており、大谷が投げなくても勝てる。だがドジャースの打線は絶対に『1番大谷』を必要としている。大谷の代わりを務められるバッターはいない。試合を決める一打を放てるのは大谷だけだ」
しかも記事の末尾には「大谷の年齢を考えれば、そろそろ二刀流を見直すべきではないか」というニュアンスも滲み出ている。
《そう、大谷は投げたいと思っている。そう、ドジャースは彼に投げてもいいと約束した。だが、それは故障や補強、そして打撃不振が起こる前の話だ。今は何もかもが違う。状況が変わったのだ。ドジャースはもはや、打者としての大谷を犠牲にするリスクを冒してまで、投手としての彼を必要としてはいない》
《大谷翔平は32歳で、9年目のシーズンを終えようとしている。もう少年ではない。もう不死身でもない。2年連続で10月に投打二刀流の大谷を見ることができれば、確かに素晴らしい物語になるだろう。しかし、大谷がそのバットでドジャースを「3連覇」に導く物語のほうが、もっと素晴らしい》
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