「端数の800円は負けてあげるね!」…酒豪だらけの女子会で“割り勘負け”する下戸のモヤモヤ「私はただの割り勘要員?」【FPが助言】
【山口さんの処方箋(2)】相手は変えられないが「友達と店」は自分で選べる
「お酒を多く飲んだ人が多めに払うべき」と考える人もいれば、「楽しい時間を共有したのだから、細かい計算などせず皆で同じ金額を払おう」と考える人もいる。
「それは価値観の違いによるものであって、その相手の価値観や性格を変えることはほぼ不可能だと考えておきましょう」と山口さんは強調する。
「ただ、お金に関する違和感は放置しないことです。違和感が積み重なると、もともと好ましく思っていた相手が嫌いになってしまうことも。それは残念ですよね。価値観が違うけど関係は保ちたい、そういう人とは適度な距離感を保つことが大切です。不公平な飲み会は、『あいにくその日は家の用事があって』とだけ伝えて断り、回数を減らしてはどうでしょう。『家の用事』という魔法の言葉を使えば、それ以上深く詮索してくる人はいないはず」
そして、そのメンバーとの交流を続けたいのであれば、相手に店選びを丸投げせず、自分が幹事になって「割り勘負けが起きにくい店」を先手を打って提案するのも賢い方法だ。例えば、注文ごとに各自で支払うバルや、1杯数百円で楽しめる立ち飲みワインビストロ、食事がメインで深酒しにくい名店など。「この前インスタで見つけたすごくおいしそうなお店があるから行かない?」と明るく誘導してしまえば、割り勘負けは生じにくくなる。
「相手に変わってもらう」より、「自分が無理なく参加できる条件を選ぶ」ことが、割り勘負けのストレスを減らす近道というわけだ。そうやって無自覚な酒豪と距離を少しずつあけていけば、新たに別の縁も生まれていくことだろう。
「下戸であることに引け目を感じる必要などありません。これからは、飲めないメンバーを気遣って自然に傾斜配分してくれる心優しい仲間や、お酒抜きでも心から会話を楽しめる相手と過ごす時間に、あなたの大切な時間とお金を使っては? どんな人と付き合い、何にお金を使うかは、あなた自身が決められるんですよ」
※プライバシー保護のため、記事中の事例は、具体的な状況の一部を変更しています。
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