麻生氏にとって「150点」と評された「高市人事」 86歳副総裁の「酒とシガーの日々」

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議長をおさえて

 自民党の役員人事と高市早苗内閣の改造が16、17日に行われた。麻生太郎副総裁や鈴木俊一幹事長の続投に象徴されるように、高市氏による党内唯一の派閥・麻生派への配慮でいっぱいの人事との評でもっぱらだ。「我が世の春」を迎えた麻生氏の思惑とは――。

「麻生氏にとって150点の人事との声もあがっています。麻生派は党の方では副総裁と幹事長(鈴木俊一氏)がそろって続投し、政調会長(小林鷹之氏)と麻生氏の関係は良好。大臣は1人だけ(国土交通大臣に初就任した井林辰憲氏)というのが一部で違和感を持って取り上げられていましたが、それは大したことはなく、何より衆院議長(森英介氏)をおさえているのは永田町内ではかなり大きい。高市氏が麻生氏に寄り添う、かなり気を遣った政治状況であることは間違いありません」

 と、政治部デスク。

高市氏と麻生氏との取引の産物

「今回の人事は結局、高市氏と麻生氏との取引の産物と捉えてよいかもしれません。麻生氏は高市政権の生みの親。政権は発足後に衆院選で大勝利して現在も異次元の高支持率をキープ中で、解散の判断を事前に聞かされていなかったことはさておくとしてキングメーカーの麻生氏としては誇らしい思いもある。麻生氏には主流派として存在しつつ、政治家人生の総決算と位置付ける憲法改正をいかに成し遂げるかの野心があります。高市氏に対して長期政権の展望をささやきながら、高市氏自身の党内基盤の弱さを突いて麻生派と運命共同体であることの重要性を説いた結果が今回の人事と言えるでしょう」(同)

 高市氏は来秋の総裁選で無投票もしくは無風の状況を作っての再選をもくろんでいる。

「高市氏の方も麻生氏の政治的野心を十分に理解し、それを自らの総裁選再選と長期政権のために利用したということになるでしょう。来秋までは“なりふり構わず”“総主流派体制でも何ら問題はない”というのが高市氏の基本スタンスなのだと思います」(同)

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