日向坂46時代は「周りがすごすぎて、よくへこんでいた」河田陽菜、卒業から9か月でドラマ初主演

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「若い心のまま」

――そうして決まったのが、ドラマ「セイカイガワカラナイ」の主演です。“死者蘇生AI”が普及した未来で、亡くなった母を蘇らせる女子高生・松崎未咲役。25歳での女子高生役になりました。

「25歳ってもっと大人かなと想像していたんですが、アイドルになれたおかげで若い心のままで生きてこられたのかなと思います(笑)。グループにいた頃も高校生のメンバーと一緒に生活していましたから、見た目はともかく、心はまだ10代です(笑)。もう制服もお芝居でしか着られないですし、AIがテーマのストーリーも『本当にこんな未来が来るかも?』っていうスリルを覚えつつ、楽しめました」

――初主演ドラマの現場は、どんな日々でしたか。

「まず、クランクインの1週間くらい前から、緊張しすぎて食欲がなくなりました。現場に入るともとに戻って、ご飯も結構食べられました。気が張るとご飯どころではなくなる性格みたいです。もともとお芝居の経験が多いわけではなかったので、あとは気合いだけでやろう! と思い切りましたね。感情も素直に出せて、久々に自分を解放できました」

――グループ時代にもドラマや舞台は経験していますが、今回は一人での参加です。

「グループでやらせていただいたときは、周りにメンバーがたくさんいて、すごく安心した環境でのお芝居だったんです。今回は卒業して一人でやっていく中での撮影だったのでドキドキしました。共演者の皆さんも豪華な方ばかりで、近くでたくさん吸収させていただけました」

――亡くなって、AIで生成される母のみちこ役は櫻井淳子さんでしたが、何かご縁は?

「先日、山下美月さんの『成瀬は天下を取りにいく』の舞台を見に行っていて、櫻井さんも出ていらしたんです。今回の座組で『そういえば!』って気づいて、うれしかったですね」

――櫻井さんといえば「ショムニ」が思い浮かびますが、河田さんが生まれる前のドラマです。観たことはありますか?

「私の世代だとよく再放送をやっているので、それで観て好きでした。制服もかわいかったですよね」

――アイドルとして過ごした8年間も含めて、芸能生活で学んだことを挙げるなら。

「真面目でいることと、素の私のように能天気でいることのバランスです。グループの中でもなかなかいないくらい、フラフラした性格だったと思います。でも頭を使って自分に向き合うのも大事だし、かといって考えすぎてもダメで。『まあいいか?』で思い切る必要もあるなって学びました」

河田陽菜(かわた・ひな)
2001年、山口県出身。2017年にけやき坂46追加メンバーオーディションに合格しデビュー。日向坂46への改名を経て、2025年11月に卒業。写真集に『思い出の順番』『テイクオフ』。ABCテレビ「ショードラpresents セイカイガワカラナイ」(TVerで配信中)で主演。9月に上演の舞台「いつかアイツに会いに行く -BEYOND THE MOON-」にも出演。

大宮高史
エンタメでは演劇・ドラマ・アイドル・映画・音楽にまつわるインタビューやコラムを執筆。そのほか、交通・建築など街ネタも専門分野。

デイリー新潮編集部

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