「打てるだけ」で指名順位は上がる? セ・リーグDH制導入が変える2026年ドラフト

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セリーグDH制導入で変化は起きるか

 金原はクラーク国際時代から北海道で注目されていた強打者だ。大阪商業大ではポジションがなかなか定まらなかったが、4年春に3割を超える打率を残し、一塁手でベストナインを受賞。日立製作所では社会人2年目の今年、クリーンアップを任されている。

 エイジェックの補強選手で出場した都市対抗では大暴れした。2回戦の日本生命戦で2本塁打。準々決勝の東邦ガス戦ではサヨナラタイムリーを放ち、チームのベスト4進出に大きく貢献した。

 少し前傾した独特の構えから、下半身の強さを生かして振り切る。軽々とフェンスを越えるパワーは大きな武器だ。今年はシーズンを通して安定した打撃を続けており、都市対抗での活躍も強烈なアピールとなった。

 DHには長打力のある外国人選手を置くのが定番だが、近年は期待通りの成績を残せない外国人野手も目立つ。セ・リーグにDH制が導入されれば、多少守備に難があっても「打てる」選手を抱える価値は高まる。

 今年のドラフトでは、“打てる”という武器を各球団がどこまで重く見るのか。セ・リーグのDH制導入は、候補選手の指名順位を左右する一つの材料となりそうだ。

西尾典文(にしお・のりふみ)
野球ライター。愛知県出身。1979年生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行う。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

デイリー新潮編集部

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