新生「サッカー日本代表」に“勝利の女神”は微笑むか…2030年W杯を占うアジアカップに「高円宮久子さま」の現地観戦が熱望される理由
サウジご訪問は既に想定内
実は久子さまは2023年5月にヨルダンを訪問された際、中東を代表するクオリティペーパーでサウジアラビアに本社を置く「アラブニュース」の取材に「将来、サウジアラビアを訪問することを楽しみにしている」と答えられている。
「久子さまには、サウジご訪問は既に想定内なのです」(同JFA関係者)
「過去最強」と称賛されたサムライブルーの実力派指導者と、勝利の女神との組み合わせでアジア不動の王者となり、次のW杯2030につなげたいというわけだ。
だが、JFA側には、W杯での結果そのものとは別の“狙い”もある。Jリーグのチームを応援しているコアなサッカーファンは、常日頃から熱心に日本代表の試合に足を運ぶ。だから国立競技場や日産スタジアム、埼玉スタジアム、大阪のヤンマースタジアム長居などで行われる代表戦は常に満員御礼だ。しかし、一般の人気はかつての熱気を完全に失っている。前述の元Jリーガーは「悲願のW杯初出場を決めた時にテレビでアナウンサーが『最後は岡野ぉ~』って絶叫した頃(1997年のアジア最終予選)がピークでしょう。あのテンションには戻れませんよ。全国民がにわかサッカーファンだった時代ですから」と笑う。
以前はW杯の日本代表戦といえば、2002年日韓大会のロシア戦で歴代最高の世帯視聴率66.1%を記録するなど、地上波テレビにとってはスーパーコンテンツだった。
視聴率低下に見る人気凋落
だが近年は、視聴者のテレビ離れや、DAZNなど動画配信への移行に伴って視聴率は下降。今大会はブラジルとの試合が午前2時キックオフとはいえ、15.9%に留まった。原因の1つには放映権料の暴騰による日本戦以外の放送激減と、それに伴う関心の低下という負のスパイラルがある。
W杯の放映権料の仕組みが大きく変わったのは2006年のドイツ大会で、140億円になった後、170億円、240億円、300億円と激増。北中米大会は350億円で電通が取得。地上波は試合を絞り、DAZNが全試合を配信した。つまり地上波の一般視聴者は、完全に蚊帳の外となったのだ。
関心の低下は、キリンチャレンジカップなどの国際親善試合の視聴率にもはっきりと表れ、1990年代から2000年代前半にかけては20%から30%超えを連発していたものが、現在では10%から、せいぜい15%程度にまで下がっている。キリンチャレンジカップ2011で行われた、宿命のライバル韓国戦はTBS系で瞬間最高が32.1%を記録。だが昨年10月10日に日本テレビ系で放送されたパラグアイ戦は、個人全体の平均視聴率が遂に7.3%に留まった。「テレビ離れが進んでいるとはいえ、2桁いかなかった。海外組が召集できず国内組のみの時もあるとはいえ、人気の低迷は深刻です」(同元Jリーガー)
JFAでは、ドル箱だったサムライブルーの人気が下降線をたどる中、コロナ禍の逆風を浴び、2023年に自己保有していた都内の本部ビルを売却。賃貸の事務局に移転した。「この売却で協会の“懐事情”が露呈しました。日本代表バブルは崩壊したのです」(同)。JFA元幹部は「今のJFAは、サムライジャパンをWBC(ワールドベースボールクラシック)で優勝に導いた栗山英樹監督(当時)を森保監督にダブらせ、東京五輪を見事なスピーチで手繰り寄せた久子さまの“神通力”にサッカーブームの復活を懸けてみたいと考えているのではないでしょうか」と推測する。
「栄光よ、再び」と願ってやまない、協会側の思惑はいかに。
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