「目ざわり」で「敵認定」の参院幹部と一人の女性への警戒感は消えず 高市首相の【内閣改造・自民党役員人事】

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予算の年度内成立を阻まれた

 高市早苗首相(自民党総裁)にとって「目ざわり」なのは誰か。それを知る材料となりそうだ。16、17日の内閣改造・自民党役員人事に合わせて実施される参院自民の執行部人事に注目する記事が相次いで報じられた。多くの記事の主旨は高市首相と石井準一参院幹事長との溝は決定的で続投するか否かが焦点だということなのだが、実際はそう単純でもないようだ。

 揃いも揃ってというところだろうか、高市氏の参院人事への介入を問う観測記事が続いた。

【「聖域」参院人事、首相介入に警戒感 国会運営めぐりあつれきも】(朝日/9月5日)

【参院幹事長「続投」の有無、自民人事の焦点に…高市首相に「今年度予算の審議を巡る不満」の見方】(読売/9月10日)

【高市首相は参院自民に不満? 「権限外」の実力者人事が焦点に】(毎日/9月11日)

【石井参院幹事長の処遇焦点 「聖域」人事、高市首相と確執か 自民】(時事/9月12日)

 石井氏はハマコーこと浜田幸一衆院議員の秘書から千葉県議を経て、2007年に参院千葉選挙区から自民党公認で出馬して当選を果たした。当選4回、国会運営に精通する68歳だ。

参院は埒外

「高市氏は2026年度予算に関して3月末中の成立にこだわりました。が、参院での審議に時間を要し、年度内成立はかないませんでした。顔に泥を塗られたと感じた高市氏はその原因を探り、結果として石井氏の仕事の仕方に問題があったとみなし、ほぼ敵視していると伝えられています」

 と、政治部デスク。この件が「敵認定」のきっかけだったとの見方は永田町で概ね一致している。

 2月の解散総選挙で大勝した衆院は高市氏の意のままに動かせる反面、少数与党である参院だとそうも行かないということなのか。

「参院のルールが影響しています。幹事長、総務会長、政調会長、選挙対策委員長は総裁が決定しますが、参院幹事長ら参院幹部は会長選で選ばれた参院議員会長が推薦したうえで特別総会の承認を得て決まる流れです」(同)

 かねて参院自民が独自の生態系を形成してきた”歴史”があり、総裁が手を出せない聖域と言われるゆえんで、それだけに参院議員会長の松山政司氏の判断や決断によるところが大きいということになる。

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