指名漏れ組の「逆襲」が始まった! 都市対抗で評価を上げた“遅咲き”ドラフト候補3人衆

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去年とは別人

 沢山と同じ東海地区で評価を上げた川原嗣貴(Honda鈴鹿)も見逃せない。

 大阪桐蔭では3年春、1学年下の前田悠伍(現・ソフトバンク)らと投手陣を支え、選抜高校野球優勝に貢献。同年のU18ワールドカップでは日本代表に選ばれ、大会を通じて3勝0敗、防御率0.00。ベストナインにあたるオールワールドチームの救援投手に選ばれ、最優秀投手も受賞した。

 高校卒業時にプロ志望届を提出したが指名はなく、Honda鈴鹿へ入社。社会人でも投球が安定せず、昨年は二度目の指名漏れを経験した。

 4年目の今季はリリーフでの登板が増え、持ち味を発揮する場面が増えた。都市対抗東海地区二次予選では6試合、14回を投げて無失点、17奪三振。チームの本大会出場を支えた。

 本大会では初戦のJR東日本戦にリリーフ登板。3回を無安打無失点、5奪三振に抑えた。チームは4対8で敗れたが、川原自身は予選から続く好調ぶりを東京ドームでも示した。

 投球を見たパ・リーグ球団のスカウトは、昨年からの変化に驚いていた。

「去年とは別人ですね。短いイニングで腕がしっかり振れていました。190cm、100kgの体であれだけ向かってこられると、打者は圧力を感じます。リリーフで使うと面白いと思います」(パ・リーグ球団スカウト)

 本大会でのストレートは最速149キロ。数字以上に球威があり、190cm、100kgの大きな体を生かして打者へ向かっていくため迫力がある。140キロ台のカットボールでも度々空振りを奪っていた。

 長いイニングを意識して力を抑えるより、短いイニングで持っているボールを前面に出した方が合っているのかもしれない。現在の投球なら、プロでもリリーフ起用が合いそうだ。

 高校卒業時、昨年のドラフトと二度指名を逃した。三度目の挑戦となる今秋は、これまでで最もNPBに近づいている。

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