宝塚「永遠の男役」と聞いて思い浮かぶのは…2位・大地真央にダブルスコアをつけた、もともとは女優志望の「ゆりちゃん」とは誰か
圧倒的1位は…
2位とほぼダブルスコアの104票でダントツ1位に輝いたのは、天海祐希(54)だ。
「今でも宝塚出身の中でいちばん活躍していると思うし、存在感もある」(東京都・61歳)
「江戸っ子気質でさっぱりしているところが、元男役ぽくていい」(茨城県・53歳)
「史上最速でスターになったゆりちゃんは1人でも輝けるスター。それが本当のスターだって」(神奈川県・51歳)
このような声に支えられていた天海は、'87年に第73期生として入団した。東京の台東区・上野出身。本名が「祐里」であることから、ファンからは「ゆりちゃん」の愛称で呼ばれた。
「長身で舞台に立てば、どこにいてもすぐに目を引く。生まれながらに持っている“タレント”ですね。トップスターには、理由がわからないけれど、どうしても目が離せない魅力を出す人がいます。音楽学校受験時には、試験官の先生が“お母さん、よくぞ産んでくださった”と言ったというエピソードは有名」
天性の華と実力を兼ね備えていた天海だが、極めて珍しかったのは、幼少期から「女優志望」であったこと。
「その過程として宝塚を受験し、受かってトップにまでなったのは、劇団史上でもほぼいません。宝塚の舞台に立つことが夢、と受験するのがほとんどですが、彼女の場合は“夢の途中”だったレアケースでしょう」
'93年、初舞台からわずか6年半という、当時史上最速のスピードで月組トップスターに就任。だが、その2年後にあっさりと退団、念願だった俳優の道へ。
「以降、宝塚時代を前面に押し出すことなく、数々のドラマや映画で主演を務めてきました。それでも今回、“永遠の男役”として圧倒的な支持を集めた。それだけ、天海さんの男役像が多くの人の記憶に焼き付いているということでしょう」
天海は「女優になりたい」という願いを叶え、今も第一線で活躍できている。
「過去を振り返るより、常に次の作品に向かってきたということなのかもしれません。それでも“永遠の男役”でトップになれるのだから、それだけ魅力があるということでしょうね」
宝塚を退団して30年以上。それでも天海の中に刻まれた男役の美学は、第一線で活躍する現在の姿にも、確かに息づいているようだ。



