《げんなり》《強烈な違和感》…NHK「石原さとみ」MC番組に「高市首相」突然登場の波紋 「異例の出演」の“宣伝効果”とは

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 9月3日にNHK総合で放送された生活科学情報エンターテインメント番組「あしたが変わるトリセツショー」が波紋を呼んでいる。この日は「緊急対策!『大腸がん』切り札プレゼントSP」と題し、いつもより約30分延長して、がん検診の重要性を説いた。ただ、そこに高市早苗首相が唐突に登場したため、「何のために?」「政治宣伝か?」という声が広がったのだ。

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 番組冒頭、大腸がんについてこんな説明が行われた。

 日本人が最も多く罹る“がん”は大腸がんだが、早期に発見できれば90%以上が治るという。そのために重要なのが検便であり、各国の政府もテレビCMなどで受診を勧めている。日本でも40歳以上を対象に国が推奨しているが、大きな問題があるという。

「全然、受けてくれないのだ!」とナレーターが強調する。

 欧州では60~70%が受診する検便だが、日本の受診率は46%。なかでも低いのが沖縄県の与那国島で25%前後なのだという。そこで番組は、与那国の人々にいかに受診してもらうかというプロジェクトを実施。その中心となったのが静岡社会健康医学大学院大学の溝田友里准教授だった。社会部記者は言う。

「溝田氏は島民を検便に導くお祭り形式の企画“トリセツ祭”を開催しました。番組も全面協力で、司会の石原さとみが島内放送でPRし、様々なイベントを仕掛けて島民を会場に誘いました。事前に検便キットを送付していたため、受診率は51%と飛躍的に向上。国が推奨しただけでは、ここまで受診率は上がりません」

 さらに溝田氏は、検診の必要性や検便の取り方などを解説した「大腸がん検診の案内」を作成。これを放送に合わせて全国に届けるというのが、この日の番組内容のサブタイトルにあった“切り札プレゼント”というものだった。

大物登場

「各自治体に協力を要請するため全国を飛び回る溝田氏の様子も放送されました。その直後に登場した大物こそが高市首相だったのです」

 溝田氏がプロジェクトへの協力を願い出ると、高市首相は笑みを浮かべてこう答えた。

「溝田先生のお取り組みっていうのは、未受診者へのアプローチとして素晴らしいと思っておりますんで、受診率をアップするために頑張ってまいりましょう」

 そして番組では、溝田氏の尽力により全国600の自治体が参加して300万人に「大腸がん検診の案内」が届けられることになったと伝え、参加した自治体名が表示された。

「びっくりしましたね。高市首相のコメントは時間にしてわずか15秒ほど。そのためにバラエティ番組のオファーを受けるとは……」

 その驚きは視聴者も同じだったようだ。

《トリセツショーに高市でてきてげんなり なにこれ、好感度アップ? 国会にはでないし、SNSでしか発言しないくせにスポットライトは浴びたいのね》

《NHKトリセツショー。大腸がん検診の大切さが伝わるいい内容だと思っていたら、検診キットを送る自治体を広げる取り組みの中に、なぜか高市首相が登場。具体性のない話の後、約600自治体が協力と。なんの根拠もなく、「高市首相のおかげ」という演出を見させられたようで強烈な違和感》

 従来からNHKは、時の政権との距離の近さが指摘されてきた。ましてや高市首相は、かつて歴代最長の総務大臣としてNHK改革に取り組み、現在は支持率が下降気味ときている。違和感満載の登場に批判が集まったのも当然だ。

 中には「全く政策の説明をしていない」という指摘もあったらしい。すると高市首相は自らSNSのXで弁解を始めた。

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