「ゆくゆくは愛子に天皇になってほしい」 上皇さまが抱えておられる「お心残り」とは 「お気持ちが現在、変わったとは考えられません」

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「ゆくゆくは愛子に天皇になってほしい」

 上皇さまと長年の親交がある人物が明かす。

「かねて上皇さまは、現在いらっしゃる男性皇族による皇位継承を基本とされながらも、長子が王位を継承する欧州の国々を例示なさりつつ、“将来的には女性にも皇位継承権を認めてもよいのでは”といったご見解を示されてきました。06年9月に悠仁さまが誕生された後も、上皇さまはこうしたお考えを、折にふれて周囲にお伝えになってきたのです」

 実際に、ノンフィクション作家の奥野修司氏が19年3月に著した『天皇の憂鬱』(新潮新書)には、以下のような記述が登場する。

〈ある人物によると、天皇(注・現在の上皇さま)は「ゆくゆくは愛子(内親王)に天皇になってほしい。だけど、自分も長く元気ではいられないだろうから、早く議論を進めてほしい」とおっしゃったそうである。その上でこの人物はこう述べた。

「万が一不幸なことがあると皇統が途絶えます。陛下はそういうことをご心配されているのです。黙ってはおられなかったのでしょう。長官を通してとか、言える範囲のことはおっしゃってきた。だけど内閣、政府が動かなかった(後略)」〉

 著者の奥野氏に尋ねると、

「記述した内容は16年、上皇さまと極めて近しい立場にある関係者から聞いたものです。それ以外にも複数の人物が、ご在位中の上皇さまから同じニュアンスのお話を伺っていました。上皇さまは熟慮を重ねられ、決意なさった上でお話しになったはずで、そのお気持ちが現在、変わったとは考えられません」

 象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉教授が言う。

「上皇さまは、決して“愛子さま限定”というわけではなく、世論に沿う形で男女にこだわらず皇位継承権を付与することが、象徴天皇制を安定的に続けていく上で重要だとお考えになったのでしょう。にもかかわらず、国民の理解を得られているとは言い難い男系男子の養子案が法制化されてしまった。これまでご自身が築いてこられたものが否定されたかのようにお感じになっていると思います」

 9月10日発売の「週刊新潮」では、上皇さまの最近のご様子や、「葬儀縮小」をお考えになった背景などと併せて詳しく報じる。

週刊新潮 2026年9月17日号掲載

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