5年ぶり地区優勝に「ホワイトソックス」試練の9月突入! 「村上宗隆」効果でチームカラーが激変 ビジネス面でも好影響が

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他の選手へも好影響が

 ゲッツGMの「村上にもチーム残留の意思があるように感じている」との発言を裏付ける情報も聞かれた。チームは低迷期を乗り越え、村上と同世代の若手たちが切磋琢磨できる環境に変わりつつある。

「村上と同い年のトリスタン・ピーターズ(26)が8月26日のテキサス・レンジャーズ戦で、12号アーチを放ちました。ピーターズの一発が出たときは、村上も一緒に喜んでいました」(前出・同)

 この時点で村上も5戦連続弾をマークしていた。新人2選手が同一球団で5試合連続本塁打を記録するのは1900年以降初めての快挙だという。そのピーターズは23日のニューヨーク・メッツ戦でサヨナラ本塁打も放っている。相手は千賀滉大(33)だ。

 また、同じく26歳のミゲル・バルガス、そしてコルソン・モンゴメリー(24)が29本塁打(9月1日時点、以下同)を打っている。村上は18日のシカゴ・カブス戦で29号を打って以来、足踏み状態となっている。モンゴメリーは村上、バルカスとのチーム内ホームラン王レースで少し後れを取っていた。しかし、村上から快音が聞かれなかった間にモンゴメリーが打線をカバーしたわけだ。特筆すべきは、ア・リーグ本塁打王ランキング10傑のなかに3選手が入っているのはホワイトソックスだけということ。長打力で打ち勝つチームに変貌しつつある。

「バルガス、モンゴメリーも村上と同じく、ホームランを打ちますが、三振も多い。打率も2割4分前後です」(米国人ライター)

 昨季のチーム打撃成績だが、総得点647、本塁打数165ともにア・リーグ14位。打率と出塁率も同13位だった。モンゴメリーも昨季にメジャーデビューを果たしたばかりで、打線に関する開幕前の評価は決して高くなかった。しかし、村上、バルガス、モンゴメリーの3人ですでに87本塁打を放っており、138試合を終えた時点でチームは181本塁打を記録している。昨季の総本塁打数をすでに超えており、シカゴ・カブスの196本、ニューヨーク・ヤンキースの192本、ヒューストン・アストロズの184本に次ぐメジャーリーグ30球団中4位の好成績でもある。

「村上の活躍で、チームは日本の住宅設備機器メーカーとのパートナーシップ契約も交わされました。日本企業とのパートナーシップ契約というと、大谷翔平(32)のいるロサンゼルス・ドジャースが有名ですが、今後の活躍次第では村上のいるシカゴも注目されるかもしれません」(前出・現地記者)

起業家だった西田

 また、マイナーリーグから這い上がってきた西田陸浮(25)も村上の発奮材料となっていた。メジャー再昇格を果たしたが、わずか2試合、出番ナシで8月27日にまた降格となってしまった。「忌引リスト選手」の代替だったので仕方がないが、米スポーツメディア「The Athletic」などで“意外な一面”も紹介されていた。彼は起業家でもあったのだ。

 朝のルーティンとしてメールか、オンラインでスタッフに指示を出して、それからグラウンドに向かうという。夜も就寝前にオフィスからのメール連絡などを確認している。経営している会社の事業内容は、野球などのスポーツを含めた留学サポートの会社で、大学に在学していたころに立ち上げたそうだ。

 引退後のセカンドキャリアに困るプロ野球選手は多いが、現役中からビジネスに携わっていれば、絶対に役に立つはず。西田は留学を志す日本の学生を応援しているが、中途半端な気持ちなら、「来るだけ無駄!」と厳しい一面も見せている。自身がメジャーリーグに定着しなければ後進に示しがつかないとし、練習量はさらに増えたという。

 最近では村上と西田が「日本人コンビ」としても扱われるようになった。地区優勝のカウントダウンも始まろうとしているが、村上とホワイトソックスは若く、新たな強豪チームに変貌しつつある。

デイリー新潮編集部

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