美女コスプレイヤーたちもあえぐ「物価高」 衣装、ウィッグ、アクスタだけじゃなく…「アボカド3倍」で“体づくり”も直撃

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 物価の上昇が止まらない。8月に値上げされた飲食料品は全国で2311品目にのぼり、さらに9月には4923品目の値上げが予定されるなど、家計への負担は依然として重い。

 庶民にとっては苦しい日々が続くが、それは趣味の世界でも変わらない。8月15、16日に東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット108」(以下コミケ)で、コスプレイヤーやコンパニオンに話を聞くと、衣装に使う布やウィッグ、同人誌の印刷代、グッズの制作費など、さまざまなところに物価高の影響が及んでいた。

 まず多く聞かれたのが、コスプレ衣装や小物にかかる費用の上昇だ。

「物価高の影響はかなり感じます。今日は衣装を全部自分で手作りしているんですが、布や細かいパーツ、ミシンなどの機材も少しずつ値上がりしていると感じます。さらにメイク道具なども含めて、コスプレに必要なものが全体的に高くなっているので、『ちょっときついな』と思うことは増えました」(ちょころさん)

コスプレイヤー同士で注文し、送料を節約…

 コスプレでは海外から衣装などを取り寄せるケースもあり、商品そのものだけでなく送料の上昇も負担になっている。

「特にグッズ制作の費用は上がっていると感じます。中国の工場を使う場合は輸送費も上がっていますし、タオバオなどでコスプレ衣装を取り寄せる時も送料が以前より負担になっています。そのため、コスプレイヤー同士でまとめて注文して送料を抑えることもあります」(もちりすさん)

 ウィッグやカラーコンタクトのように、使い回ししにくいものもじわじわと値上がりしている。

「特にウィッグやカラコンなどの小物の値段は上がってます。カラコンは5年、10年前と比べると数百円くらい値上がりしている印象があります。定期的に買い替えなければならないものなので、一つひとつは数百円でも、何カ月も続くとその積み重ねが結構痛いです」(神湊しおさん)

アクスタの制作費も…「次回も同じ価格で続けられるか」

 コスプレイヤーはコミケや即売会で同人誌や写真集、アクリルスタンドなどのグッズを自ら制作して頒布する人も多い。原材料費や物流費の上昇は作るコストにも影響を与えている。

 サークル出展も行っているコスプレイヤーの鳥海かうさんは、特に印刷代の上昇を感じているという。

「物価高の影響はかなりあります。特に印刷代が高くなりました。体感では全体的に1〜2割くらいコストが上がっていて、正直しんどいですね。アクリルスタンドの制作費も上がっています」

 では、その分を販売価格に転嫁しているのか。

「今のところ販売価格は変えずに何とかやっています。ただ次回以降も同じ価格で続けられるかは分からないですね」(鳥海さん)

 原価が上がれば販売価格に転嫁するのは商売であれば当然だが、コミケや撮影会の場合は、値上げすればそのまま参加者やファンの負担増につながる。そのため、自分でコスト上昇分を吸収している人も少なくない。

「物価高で特に負担を感じるのは、衣装代とスタジオ代です。賃料や光熱費が上がっているので、それに伴ってスタジオ代も上がっていると感じますし、これからも上がっていくと思います。正直、だんだん苦しくなってきています」

 こう話すのはコスプレイヤーの佐原ゆきさんだ。それでも現時点で撮影代などを値上げするつもりはないという。

「私は会社員の仕事もしていて、コスプレ活動では皆さんと楽しい時間を過ごせたらという気持ちなので、撮影代などを値上げすることは今のところ考えていません」(佐原さん)

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