「無名の若手を相手に玉木さんは大人げない」 国民民主代表選に「しらけムード」

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 早くもしらけムードが漂っているという。8月22日に告示された、玉木雄一郎代表(57)の任期満了に伴う国民民主党の代表選のことだ。

「立候補したのは玉木代表と、若手の橋本幹彦政調副会長(30)の二人。今後は全国での街頭演説などを経て、9月6日の臨時党大会で新代表が決まります」

 とは全国紙野党キャップ。

「53人の国会議員をはじめ、386人の地方議員、党員・サポーターが投票します。とはいえ、玉木氏の圧勝は揺るぎそうになく、実質的には“信任投票”という色合いが強い」(同)

 結党から6年。旧国民民主党に所属していた国会議員の多くが旧立憲民主党と合流する中、玉木氏は榛葉賀津也幹事長(59)ら14人の国会議員と共に、現在の国民民主党を立ち上げた。

「以来、SNSを活用した発信や“年収の壁の引き上げ”といった分かりやすい政策で支持を広げてきた。いまや衆院28人、参院25人を擁し、両院計では野党第1党です」(同)

 国民民主党の代表選は過去に2回行われ、いずれも玉木氏が勝利している。

「最初は2020年12月の実施で、玉木氏の対抗馬は伊藤孝恵参院国対委員長(51)でした。2回目は23年9月で、一昨年秋に日本維新の会に入党した前原誠司氏(64)が玉木氏に敗れています」(同)

 ちなみに、伊藤氏には今回も出馬を期待する声があったものの、本人が選挙管理委員会事務局長に就任して出馬は見送られた。

「玉木氏に挑む橋本氏は当選2回。元自衛官という以外、とくに目立った経歴は見当たりません。代表選への出馬には国会議員と地方議員のそれぞれ8人以上の推薦が必要ですが、玉木氏は倍以上の各20人を推薦人名簿に載せた。一方の橋本氏は計16人を集めるのにかなり苦労したそうです」(同)

「無名の若手を相手に大人げない」

 国民民主党関係者が言う。

「今回、玉木さんは無投票で自身が再選する形を望んでいたといいます。そのせいか、格を見せつけるように必要以上の推薦人を誇示した。無名の若手を相手にちょっと大人げないですね」

 争点は自維連立政権への参加の可否を含む、高市早苗政権との距離感となる。

「玉木氏と番頭役の榛葉幹事長は、陰に陽に連立入りを模索してきました。ただ、党内ではそんな執行部とは対照的に、若手を中心に慎重論も根強いんです」(同)

 若手議員たちの声を背に、橋本氏は「自民党に対峙する国民民主党にしたい。連立入りは取り込まれるだけだ」と訴えている。

「仮に橋本氏が敗れても、ある程度の連立への反対票を獲得すれば、執行部は連立協議を進めにくくなる。“対決より解決”を掲げて支持を広げてきた玉木氏ですが、直近の各社世論調査における国民民主党の政党支持率は5%前後と伸び悩んでいます。かつての“手取りを増やす”のように、新たなキャッチーな政策も打ち出せていません」(前出の関係者)

 予定調和的な代表選を繰り返すワンマン野党に、国民の関心が向かないのは無理もあるまい。

週刊新潮 2026年9月3日号掲載

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