「新文科次官は青学卒」 なぜ東大出身が減少? ブラック過ぎて「旧帝大卒にとって魅力的ではない」

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「東大や旧帝大出身者にとって魅力的な職場ではない」

 文科省の事務次官人事は旧文部省と旧科学技術庁出身者が交代で就任する“たすき掛け人事”が基本。矢野氏も、科技庁出身の増子宏氏の後任という形で次官になった。

「私生活ではオペラ鑑賞が趣味で“人生そのもの”と言い切るほどのクラシック音楽好き。イタリア大使館勤務の時は、全国の歌劇場巡りをしたほど。一方で、不祥事とも無縁ではなく、4年前には全日本私立幼稚園連合会会長(当時)から飲食接待を受ける服務規律違反があったとして、懲戒処分に付されたこともあります」(前出の記者)

 文科省の次官の出身大学は比較的多彩だ。前川喜平氏のように東大法学部卒もいれば、3代前の次官は立命館大出身である。

 大学ジャーナリストの石渡嶺司氏によると、

「文科省に限ったことではないのですが、中央省庁で働くことが、東大や旧帝大出身者にとってあまり魅力的でなくなったことも関係しているのではないでしょうか。官僚は本省の課長になれば絶大な権限を持ちますが、若い頃は給料も安く“ブラック霞が関”と呼ばれるほど厳しい職場。キャリアの浅いうちに東大出身者がコンサルなどに転職してしまい、結果的に私大卒が残る傾向になりつつあるともいえます」

 財務省や経産省は今も“東大王国”だが、省庁のトップにMARCH出身者が就くのも時代の趨勢なのだろうか。

週刊新潮 2026年9月3日号掲載

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