「年俸5億円」でも続く2軍生活…浅村栄斗(35)の注目される去就 今季は契約最終年 楽天には「田中将大」が大幅減俸で退団した過去が

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楽天を選んだ理由

 浅村が西武からFA移籍したのは8年前の18年オフにさかのぼる。同年にリーグ優勝を飾った西武の主砲に対してソフトバンク、楽天、オリックスが獲得に乗り出し、ソフトバンク移籍が有力と見られていた。

「条件面で言えば、ソフトバンクが一番良かったと思います。毎年優勝争いできるチームであることも大きな魅力でしたが、浅村が選んだのはその年最下位に低迷していた楽天でした。本拠地のモバイルパーク宮城は、春先に雪が舞うなど肌寒く、ドーム球場に比べてコンディション調整が難しい。獲得レースで不利と見られていましたが、この状況をひっくり返したのが、18年のシーズン途中に就任した石井GMです。浅村と西武時代のチームメートだったこともあり熱心に口説き落とした。浅村だけでなく、牧田和久(現ソフトバンク4軍投手コーチ)、涌井秀章(現中日)、炭谷銀仁朗(現西武)を獲得するなど西武時代の人脈をフルに生かし、外部補強を積極的に敢行しました」(西武OB)

低下する石井GMの存在感

 戦力の大幅なテコ入れを行ったが、チームは低迷期が続いた。石井GMが監督を務めた21年からの3年間も3位、4位、4位と優勝争いに絡めず。石井GMが獲得した牧田、炭谷は戦力外通告を受けて退団し、涌井は阿部寿樹(現中日)との交換トレードで中日に放出。阿部も昨年限りで戦力外通告を受け、中日に移籍している。

「監督が頻繁に入れ替わるが、結果を残せずにチームに居続ける石井GMの存在感は低下している。吉井監督の下で新たなチーム作りを進める中、浅村の立場は微妙です。2年前の24年オフに球団のレジェンドだった田中将大(現巨人)が年俸で減額制限を超える条件提示を受け、話し合いの中で必要とされていないと感じて退団した経緯があります。浅村は現状をどう感じるか。選手の人望が厚く、ファンの人気も高い選手ですが、他球団に移籍する可能性がゼロとは言えない」(楽天を取材するスポーツ紙記者)

 移籍となれば、最有力候補に挙がるのが古巣の西武だ。FA移籍で退団した炭谷が楽天から戦力外通告を受けた際、獲得に動いている。日米通算170勝をマークした松坂大輔も最後は西武でプレーしている。浅村は打棒が復活すれば、まだまだチームに大きなプラスアルファをもたらせる。

 まだシーズンは1か月以上残っている。CS進出の可能性は極めて厳しくなったが、応援してくれるファンのためにも、浅村は復活できるか。

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