「ゴキブリが出た」から「成果自慢」まで高市首相の「X連投」にとびかう批判 官邸発「一方通行メッセージ」の空回り
一方通行の発信スタイル
「実際のところ、これだけの長文連投は“中の人”と呼ばれる官邸の広報チームが主導して作成している。高市氏もざっと確認はしているでしょうが、自ら打ち込んだりしているわけではない。トランプ米大統領がSNSに投稿するシーンをドキュメンタリーで見たことがありますが、近くにいるスタッフが大統領の言葉をその場でスマホに打ち込んでポストしていました。どちらが良いか悪いか、投稿内容への評価は分かれるところでしょうが、少なくともトランプ氏の生の言葉、熱量が込められていると感じたのは事実です」(同)
「ファン向け」と思われる私生活エピソードはさておき、シリアスな長文ポストに関していえば「中の人」の存在が透けて見える官僚的な文体と、国民との対話を置き去りにした一方通行の発信スタイルが目立つ。
もったいない空回り
物価高対策の成果を誇るにあたり、諸外国との比較を根拠にしているが、日本国内の消費者からは「それでどうした」という反応が出ても仕方がないところだろう。それゆえ300万に近いフォロワー数を誇るアカウントの力を生かし切れず、「もったいない空回り」を続けているということなのか。
「一連のポストは高市氏のファンにさえうまく刺さっているか疑わしく、“中身が精査されることのないデジタル回覧板のようだ”などと揶揄する人もいます。Xの連投は内閣支持率の低下が報じられた7月下旬以降、強まっている印象です。支持率に敏感ではないトップはいませんが、支持率低下に焦りを感じているのは間違いありません」(同)
そもそもポストを増やせば増やすほど、「記者会見をちゃんとやれ」「実務に時間を割け」といった批判が一定数集まることは避けられない。一国の宰相に求められるのはインフルエンサー的要素ではなく、もう少し自らの声で国民に語り掛けるスタンスということなのかもしれない。
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