妊娠・川口春奈は「掟破り」か 「CM業界」の誤解とウラ事情 「真の女王」が「フジパン」に出るワケ

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CMの裏側は複雑

 仮に契約金が安かろうが、綾瀬にはメリットがある。フジパンのCM出演によりアットホームなイメージが定着したからだ。製パン会社自体、生活に身近でイメージが良い。女優はこのようなCMの選び方もする。

 企業によって契約金は違うが、比較的安いのは高級化粧品である。意外に思われるかも知れない。筆者も違う芸能事務所の幹部から初めて聞いたときには驚いた。

 なぜかというと、化粧品のCMはやりたい女優が多いから。需要と供給の法則である。化粧品のCMは時間をかけて美しく撮ってもらえるので、女優はやりたいのだ。しかも商品が限られ、CMも多くないから、依頼に応じないと、ほかの女優に仕事を奪われてしまう。だから安くても受ける。

 川口が結婚したことで、CM起用社数のトップが変わるという観測がある。もっとも、それを決めるのは広告代理店などの組織ではない。契約金が手頃でイメージの良い女優の起用社数が自然と増える。

 今田美桜(29)は川口に次ぐ16社と契約している。ただし、契約金が高くなっているようなので、これ以上は増えにくいのではないか。

 CMの裏側は複雑である。

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
放送コラムニスト、ジャーナリスト。1990年にスポーツニッポン新聞社に入社。放送担当記者・専門委員として、1994年のNHK連続テレビ小説「春よ、来い」のヒロイン途中交代や、1999年のフジテレビ「愛する二人別れる二人」のやらせ問題などを特報する。2015年に毎日新聞出版へ入社し、サンデー毎日編集次長を務める。編集者としては「小池百合子都知事の真実」などを担当した。2019年に独立。元・放送批評懇談会出版編集委員。

デイリー新潮編集部

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