「たくさんしっぽがある猫」――学芸員が語る、「向田邦子」が世代を超えて愛される理由

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 1981年8月22日、台湾取材旅行中の旅客機の事故で向田邦子さんが帰らぬ人となってから45年が経った。鹿児島県鹿児島市は、その向田邦子さんが9歳から11歳まで家族と暮らし、“故郷もどき”と呼んで終生愛した土地だった。1998年に開館した「かごしま近代文学館」は、向田家から寄贈された図書や原稿、衣類、器など約1万2000点を所蔵し、常設展「向田邦子の世界」をはじめ、1999年からほぼ毎年、企画展を開催してきた。その企画・運営を初期から担ってきたのが、学芸員の井上育子氏(50)だ。...

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