渡部建を支える“引っ張りだこ”二つの仕事 2分で5万円…「月10本ほどの依頼をいただいています」

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「コミュ力の向上」

 企業向けの講演も活動自粛中、ある会社から研修の講師を依頼されたことが出発点だったという。

「テーマはコミュニケーション術でした。そこでビジネス書を研究すると、プレゼンや雑談がうまくなる方法がいろいろと紹介されていました。ただ、実践するにはハードルが高いものが多い。そこで僕は思ったんです。バラエティー番組の現場でも、まず大切なのは相手の話を熱心に聞くこと。それだけで簡単にコミュ力の向上が図れると」

 結果、傾聴のノウハウを指南した講演は好評を博し、自粛明けの22年には『超一流の会話力』(きずな出版)を上梓した。

「今は月3回くらいのペースでコミュニケーションについて話す講演に呼んでいただいています。ありがたいのは、受講者の方が後日書いてくださるレポートを読むと、自分自身の学びにもなること。若手時代に戻ったようにスキルを磨けている実感があります」

「全国ネット復帰は大きな目標」現在の暮らしは

 目下、渡部の主な仕事は結婚式のスピーチや企業向けの講演に加えて「渡部のサシ飲み」など、計5本のユーチューブチャンネルへの出演。さらに、千葉テレビのレギュラー番組「白黒アンジャッシュ」やライブ活動にも取り組む。

 もっとも、全国ネットの地上波番組への本格復帰は果たせていない。

「現在は家族と過ごす時間が生活の中心です。子どもの送り迎えをして、土日は休み、家族旅行にも出かける。もちろん全国ネット復帰は大きな目標です。でも、無理してまで今のペースを変えようとは考えていません。こんな僕にでも声をかけてくださる方のため、一つ一つの仕事に全力で向き合うだけです。子どもが成人するまでは現役で頑張り、後は夫婦でゆっくり暮らしたいと思っています」

 堅実に生活し、売れっ子時代とは違う幸せをかみしめているようだ。

週刊新潮 2026年8月13日・20日号掲載

ワイド特集「打ち上げ花火」より

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