万引きや行列だけじゃない「セルフレジ」の新たな問題…“小銭を大量投入”してレジを詰まらせるトラブルが絶えない理由

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客を疑いの目で見るのはしんどい

 従来は存在しなかったトラブルや問題が連発しているセルフレジ。対面式でないぶん、客側のモラルが崩壊しやすいのであろう。現状は、品物をレジに通すところまで店員が行い、会計を客が行う“セミセルフレジ”が、比較的マシなのかなと思ってしまう。

 そもそも、本当にセルフレジは人件費削減になっているのだろうか。セルフレジを監視している店員も、精神的な負担が少なくないようだ。店員がこのように話す。

「最近は万引き防止のために、モニターでお客さんの手元を監視できるようになっています。しかし、お客様を常に疑いの目で見るわけで、正直言ってしんどいものがある。何より、セルフレジで品物を通し忘れても、それが故意なのか、うっかりなのか、判別が難しい。ユニクロのような、カゴを置けば瞬時に会計されるレジを開発してほしいです」

 話を聞く限り、セルフレジの導入で店全体の人件費こそ減らせているのかもしれないが、店員1人の負担はむしろ増えている印象だ。

客の不満も大きい

 客側も大変である。特に、セルフレジでうっかり商品を通し忘れたら、万引き犯扱いされるリスクまであるのだから、たまったものではない。ちなみに筆者は万引き扱いされて店員に叱責されたことがあるのだが、それ以来、一度もセルフレジは使っていない。

 物価高で商品が値上がりしているうえ、レジ袋も有料なのに、会計を自分でやらなければいけないのだから、買い物でさらに余計な労力を使う羽目になっている。こうした点も、セルフレジに不満を持っている人が多い要因だろう。せめて、セルフレジを利用した人は会計から3%値引きするなど、何らかのメリットを与えるべきではないだろうか。

ライター・山内貴範

デイリー新潮編集部

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