「75歳同僚から強引にキス」被害を訴えた女性横浜市議は”不倫疑惑”の泥沼裁判を抱えていた…元立憲大物議員も訴えられ“サレ妻”も参戦の大混戦
「Xくん頑張ったから、30分間ぺろぺろさせてもらえる権利ある」
スタートとなった事件は、昨年9月に田中氏がX氏と江田氏に対して起こした、約2200万円の慰謝料を求めた訴訟だった。田中氏は会見で明かしたように4年の長きにわたり、仕事中にX氏から服の中に手を突っ込まれる、キスされる、髪の毛の匂いを嗅がれるなどの執拗なセクハラを受けたと被害を訴えていた。
田中氏はX氏からグーグルカレンダーを勝手に共有され、「絶対に彼氏を作ってはいけない」「男を作ったら邪魔してやる」と言われ、常に一緒に行動するよう強要されていたと主張。X氏は自分のことを下の名前で「Xくん」と呼ぶよう要求し、「ご褒美をください」「Xくん頑張ったから、30分間ぺろぺろさせてもらえる権利ある」などと言って卑猥な行為に及んできたという。自分の要求が入れられないと、運転を荒くしたり、「もう仕事を手伝わない」と怒り、脅してくるので要求を断れなかったとしている。
2019年6月には家に押しかけられ、「僕から逃げたら仕事できなくするよ」と無理やり床に押し倒され、気を失い、翌日、薬局でアフターピルを処方してもらい服用したとの深刻な記述もあった。
江田氏に対しては、2年前から被害相談をしていたにもかかわらず、訴えを真摯に受け止めず、秘書を監督する立場なのに防止策に動かなかったことは民法上の共同不法行為に該当するとして訴えていた。
夫の反撃に「妻も参戦」の大混戦
一方、X氏は田中氏に提訴された2カ月後の25年11月、「自身の非を棚にあげて自らを『完全な被害者』と装い虚偽の主張に基づき一方的に攻撃された」として、541万円の慰謝料を求める反訴を起こしていた。X氏は、自分と田中氏は「同じく不貞という共同不法行為に加担していた関係だった」として「性被害などない」と主張。つまりX氏は自ら“不倫男”だったと開き直り、田中氏に対して“いや、あなたは被害者ではなく自分と同じ加害者だったでしょ”と反撃に転じたのである。
凄まじいのは、この反撃にX氏の妻も参戦しているところだ。X氏の妻もX氏の反訴と同時に、田中氏に対し、不貞行為により家庭を壊され、自殺未遂を起こすほど精神を傷つけられたとして約741万円の慰謝料を求める訴訟を別に起こしていた。
〈最終的に「妻を選び、妻の元へ戻って行った」被告Xに対し、一方的に恨みの情を募らせ、殊更に「虚偽の事実を述べて起こした訴訟である」〉(裁判資料より)
どうやら“シタ夫”と“サレ妻”は危機を乗り越え、共同戦線を張っているようだ。田中氏とX夫婦、いったいどちらの主張が正しいのかーー。
裁判の結果を左右する証拠が、田中氏がつけてきた「セクハラ被害日記」とX氏が田中氏と交わしてきたメッセンジャーやLINEのやり取りである。
後編【「私はセクハラの被害者です」横浜市議vs「不倫関係だったので性被害などない」元立憲大物議員秘書が法廷で激突 「被害日記」と「イチャイチャLINE」のどちらが真実?】では、それぞれの主張の根拠となる証拠の詳細と田中市議のインタビューを掲載している。






