「新庄体制」終焉なら“流出”がささやかれる日本ハム“2人の主力選手” 投打の柱の去就は?  オーナーも「来季監督は白紙」と明言し…

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日本球界の父親

 新庄監督が退任となれば、主力選手の動向に影響を及ぼす。今オフに争奪戦が予想されるのが、主砲のフランミル・レイエス(31)だ。昨シーズンは本塁打と打点の2冠を獲得。来日3年目の今年も前半戦で打率.328、21本塁打、54打点をマークし、打率はトップ、本塁打と打点も3位と、好成績を残している。

 指揮官はレイエスに全幅の信頼を置くばかりか、野球に向き合う姿勢をナインに見習うように伝えているほど。強固な信頼関係で結ばれている2人は球宴でも盛り上げた。第1戦のスタメン発表の際に、全パのコーチを務めた新庄監督が規格外のサイズの帽子を着用して登場すると、「4番・指名打者」でスタメン出場したレイエスも同じサイズの帽子を着用してグラウンドに現れた。

「レイエスにとって、新庄監督は『日本球界の父親』のような存在です。来日1年目に打撃不振の時にファームに降格された際は怒りを露わにしていましたが、日本野球に慣れるために与えられた期間だと知って感謝の思いに変わっています。新庄監督が今年限りで退任となれば、自身の去就にも当然影響を及ぼすでしょう」(日本ハムの関係者)

 レイエスは6月の月間MVPを受賞した際の会見で、「来年の去就がどうなるかは正直、分からないところです。別のチームでやるかはまだ不透明だが、このチームにいる間は優勝したいと強く思っている」と含みのある発言をして話題となった。日本球界で活躍する外国人強打者には希少価値があり、今オフは獲得を巡って複数球団によるマネーゲームになる可能性が高い。

MLBも高評価

 そしてもう1人の流出候補は、エースの伊藤大海だ。伊藤はメジャーの評価が高い。昨年は2年連続最多勝に輝き、自身初の最多奪三振のタイトルも獲得。3月のWBCでは救援登板した準々決勝・ベネズエラ戦で逆転3ランを浴びて敗れたが、新庄監督は開幕投手に抜擢した。

「新庄監督は伊藤を滅多に褒めない。エースとして求める水準が高いからです。伊藤もそれを理解してレベルアップに励み、球界を代表する投手に成長した。28歳という年齢を考えると、今オフにポスティングシステムでメジャー挑戦が考えられます」

 昨オフに西武からポスティングシステムでアストロズに移籍した今井達也が制球に苦しんでいるが、メジャーのスカウトは「伊藤は大丈夫ですよ」と高い評価を口にする。

「力強い直球に加え、多彩な変化球を器用に操る。球種が少ない今井と比較して打者を打ち取るパターンが多い。今年のWBCでは本来の力を発揮できませんでしたが、制球で崩れる心配がない投手です。メジャー挑戦となれば、先発陣が不足している球団は獲得を検討するでしょう」

 今季の伊藤も、出だしこそWBCの後遺症に苦しんだが、その後、持ち直し、前半戦で8勝5敗の成績を収めている。

 レイエス、伊藤が移籍となれば大きな痛手になるが、これまでも日本ハムは主力の新陳代謝を繰り返してきた。新庄監督が指揮を執り、現メンバーでいつまで戦えるか分からない。今はソフトバンクを倒してV奪回に全神経を注ぐ。

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