娘が生まれてからずっと短くしていた爪 56歳・浅香唯が「自分の時間が戻ってきた」と感じた瞬間
親子というより友達
当時は賞レースで競い合うライバルのように見られていましたけど、実際はみんな右も左も分からない新人同士。「頑張ろうね」って励まし合いながら一緒に歩いてきた仲間なんですよね。
途中でなかなか会えなくなった方もいますけど、こうしてまた再会できるのは本当にうれしいですし、きっとファンのみなさんも同じように喜んでくださっているんじゃないかなと思います。
先日は「スケバン刑事III」の記念イベントで、(大西)結花、(中村)由真と3人でステージに立ちました。放送から40年近く経った今でも、本当の姉妹みたいな関係でいられるのは、この作品があったからこそ。イベントでもお話ししましたが、3人の絆は私にとって一生の宝物です。
プライベートでは、娘がもうすぐ19歳になります。気づけば精神年齢はすっかり娘のほうが上で(笑)。「今はママの時代とは違うから、『女の子らしい』『男の子らしい』っていう言い方はあまりしないんだよ」なんて教えられることもあって、「そうなんだ」って私のほうが勉強させてもらっています。
休みの日は、主人が仕事で行けない時は、娘と二人で買い物に出かけます。カフェでお茶を飲みながら美容やファッションの話をしたり、親子というより友達みたいな時間を楽しんだりしています。
最近はネイルもまた楽しめるようになりました。娘が生まれてからはずっと爪を短くしていたので、そんな小さなことでも「少し自分の時間が戻ってきたんだな」ってうれしくなります。
娘の同じ年齢のころ、私は「セシル」を歌っていました。
「セシル」は、当時お姉さんのように慕っていた作詞家の麻生圭子さんが書いてくださった曲です。あの頃、アイドルだった私は恋愛も自由にできなくて、そのもどかしい気持ちを麻生さんに聞いていただいて生まれた歌でした。
当時は、サビの「人は大人になるたび弱くなるよね」という歌詞の意味が、正直よく分からなかったんです。でも年齢を重ねるたびに、その言葉が少しずつ心に沁みるようになりました。
弱くなるというより、人の痛みや優しさを知っていくことなのかなって。だから「セシル」は、私にとって今も一緒に成長し続けているもう一人の私なのかもしれません。
自分が母親になった今だからこそ、あの頃の母の気持ちも少し分かるようになりました。芸能界入りを最後まで心配しながら、それでも宮崎からずっと見守り続けてくれた母。その愛情があったからこそ、今の私があるんだと思っています。
時代は大きく変わりました。でも、人を思う気持ちや、大切な人を信じて見守る愛情は、きっといつの時代も変わらないものなんですよね。麻生さんが歌に込めてくださった思いも、母から教えてもらった愛情も、これからも歌を通して届けていきたいです。
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第1回【「露出」「セクシー」…昭和のグラビア観を超えて 56歳・浅香唯が32年ぶり写真集で見せた素顔】では、自身の写真集について語っている。
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