睡眠薬を飲ませ腹に包丁、風呂で頭を押さえ溺死…再婚相手2人殺害「中洲スナックママ連続保険金殺人」 公判での呆れた“責任逃れ”

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人並み以上の幸福な生活を夢見た女

 第1回【「騙されているのじゃないかと」…再婚相手2人殺害「中洲スナックママ連続保険金殺人」 被害者の母が明かしていた“様々な略奪婚工作”】を読む

 3度の結婚、うち再婚と再再婚相手が変死――。「中洲スナックママ連続保険金殺人事件」が発覚したのは、2004年のことだった。その3年後、「美人ママ」として世間を騒がせたAの論告求刑公判を控えた5月、当時の「週刊新潮」はその転落人生を辿っていた。人並み以上の幸福な生活を夢見た女は、どこから道を踏み外したのか。

(全2回の第2回:「週刊新潮」2007年5月17日号を再編集しました)

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夫から心中を持ち掛けられて

 平成6(1994)年に入ると、Aの夫・Bさんの会社は急速に傾いていく。7月に取引先倒産のあおりを受けて資金繰りが悪化、9月には2度目の不渡りを出し、事実上の倒産に追い込まれた。この時点で、負債総額は1億7000万円にのぼる。

 債権者に追われる日々が続き、取り立てを逃れるため福岡市内にマンションを借りた。9月から10月にかけて、Bさんは3回、自殺未遂を図り、Aにも、

「もう自分は自殺するしか方法はない。でもお前だけ置いといて、他の男に取られたくない。だから一緒に死んでくれ」(Aの供述)と心中を持ちかけている。

 Bさんは、死亡時1億6000万円の生命保険に入っていた。だが、Aに心中する気はなかった。この頃、すでに彼女と関係を結んでいたのが、当時、大学院生だったDさんである。Dさんは、平成5年5月から翌年2月までAの子供の家庭教師をしていた。

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