「騙されているのじゃないかと」…再婚相手2人殺害「中洲スナックママ連続保険金殺人」 被害者の母が明かしていた“様々な略奪婚工作”

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人並み以上の幸福な生活を夢見た女

 お嬢様育ちの美少女が東京の有名音大に進学し、資産家の息子とゴールイン。地元に豪邸を建ててピアノ教室を開き……と、いわゆる“勝ち組”だった女の人生は、坂道を転がり落ちるように転落していった。その結果が、2人の夫を殺害した「中洲スナックママ連続保険金殺人事件」である。

 2004年7月22日、女はまず恐喝容疑で逮捕された。複数の交際相手から現金を脅し取った容疑だったが、“本命”の容疑は結婚していた男性2人の変死。結果、女は2件の殺人容疑でも逮捕された。それから約3年後、女の論告求刑公判を控えた5月、当時の「週刊新潮」はその転落人生を辿っていた。人並み以上の幸福な生活を夢見た女は、どこから道を踏み外したのか――。

(全2回の第1回:「週刊新潮」2007年5月17日号掲載記事を再編集しました)

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金に困った末の恐喝

 平成16(2004)年の事件発覚当時、Aは「美人ママ」として世間を騒がせた。それから約3年後、51歳となってもその美貌の片鱗は窺える。公判を傍聴している地元記者は語る。

「髪の毛と眉毛こそ白髪になっていますが、身長は160センチ前後、細身で均整の取れた身体つきをしており、小さくて綺麗な顔立ちです。高い声で、若々しくて可愛らしい話し方をする。いかにも脆い感じのする女性で、支えてあげたくなる雰囲気を持っているんですよ」

 Aが経営していたスナック「フリージア」は、九州きっての歓楽街、博多の中洲の雑居ビルにあった。平成7年9月、彼女が40歳のときにオープンし、3度場所を変えながら、平成13年8月には経営不振で店をたたんでいる。

 彼女が恐喝容疑で逮捕されたのは平成16年7月22日。フリージアの客と次々に関係を結び、その関係をネタに客から金を脅し取っていた事実が判明した。彼女には男性客の共犯がいた。むろん同様の関係がある。捜査関係者によれば、

「スナックの経営は赤字で、彼女の体を目当てに常連客が来る程度。にもかかわらず、彼女には浪費癖があり、自宅マンションのローン、子供の学費、歯のインプラント治療費、ブランド物を購入した際のクレジットの支払いなどで金に困って、恐喝を思いついた。被害者は9人で、被害額は1000万円を超える」

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