「蒼井優がタバコを口に」シーンに見えるテレビ局の配慮の策 『ガス人間』『Tシャツが乾くまで』の評価はさらに上昇

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いずれも7月スタート

 7月スタートの連続ドラマや配信系コンテンツの中で話題をさらっているのが、『ガス人間』(Netflix)と『Tシャツが乾くまで』(TBS系)だろう。両コンテンツで主演するのは蒼井優(40)。その演技は高く評価されているようだ(一部“ネタバレ”を含みます)。

『ガス人間』は1960年の東宝特撮映画『ガス人間第一号』をリブート(再構築)したサスペンス。身体がガス化する能力を持つガス人間(UTA)による連続予告殺人事件を追う刑事(小栗旬)と元恋人の記者(蒼井優)が、怪人の哀しき正体と、その背後にある巨大な闇を暴いていく。

『Tシャツが乾くまで』はある事故に巻き込まれた2組の夫婦の“愛”と“秘密”を描く。事故を通じて愛する人の裏切りを知っていくことになる編集者(蒼井優)とメーカー社員(中島歩)の“残された者同士”の切ない心理ミステリーだ。蒼井が地上波の連続ドラマの主演を務めるのは18年ぶりとなる。

史上初とドラマ好き界隈で

『ガス人間』にはNetflixらしく潤沢な予算が注ぎ込まれたたたずまいがある。撮影は8カ月弱、ロケ地は約120か所を数えた。ガス人間とのある攻防シーンでは日本映像作品としては史上初となる「東京駅前を全面封鎖」しての撮影が実現したという。大物なのに一見したところ誰だかわからないほどの特殊メイクも話題で、伏線回収の巧みさにカタルシスを覚えるとの指摘は少なくない。

『Tシャツが乾くまで』は無料配信再生数が配信後1週間で347万再生となり、同じ金曜ドラマ枠では「ふてほど」として社会現象となった『不適切にもほどがある!』の記録を塗り替えた。『silent』(フジ系)などのヒット作で知られる脚本家・生方美久が『カルテット』(TBS系)などで知られる演出家・土井裕泰とタッグを組んだことで、スタート前からドラマ好き界隈を中心に話題を集めていた。

タバコの登場

「同じ時期に作品などでのメディア露出を集中させて注目度を上げるというやり方はヒットを生む要諦ではあります。が、作品や演技の評価が低ければ共倒れする可能性も当然ありリスキーでギャンブルでもある。直近だと4月末に配信がスタートした『地獄に堕ちるわよ』(Netflix)で細木数子を演じた戸田恵梨香が5月頭からリクルートエージェントの広告に出ていた例があります。もちろん露出の相乗効果を狙ってのことですが、一方で細木カラーを弱めたり薄めたりする効果を広告で期待していた面もあると見ています。俳優は色んな役を演じてこそ、ですからね。CMでは細木ドラマとは対照的にクールでミニマルなスーツ・スタイルで登場している点からもその狙いは明らかでしょう」

 と、スポーツ紙デスク。

「イメージという観点で注目したのは『Tシャツが乾くまで』にタバコが登場したことです。ここ20年、いや15年でしょうか、地上波のゴールデン・プライム帯の連ドラでタバコ描写は極端に減って今や絶滅危惧種です。もちろんコンプライアンスに配慮して番組の最後にタバコが登場したことへの説明も添えられていましたが、驚きました」(同)

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