近藤真彦「韓国では“マッチ”より“ギンギラを歌っている人”と呼ばれる」 本人も驚く現地の反響…昭和アイドル人気で「ギンギラギンにさりげなく」が再ヒット中

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ギンギラ人気の理由

 韓国で人気のアーティストが日本人アーティストの楽曲をカバーする機会が増えたことも要因の一つだという。

「マッチさんの『ギンギラギンにさりげなく』も、住田さん効果だけではありません。昨年の日本テレビ『THE MUSIC DAY』で、韓国の人気6人組ボーイズグループ“TWS”(トゥアス)が、マッチさんと共演で『ギンギラギンにさりげなく』を披露したことも、韓国での人気に拍車をかけたと思います」

 ほかにも、「ソロアイドル」という立ち位置が大きいそう。

「韓国では15年以上にわたってK-POPグループが全盛で、目立ったソロアイドルはいない。だからマッチさんが珍しく、新鮮に映った部分もあると思います。これは聖子さんの人気にも共通していますね。ただ、聖子さんの場合は、歌とフリルのドレスが絶妙にマッチして可愛らしく、スタイリッシュで斬新なファッションが韓国の人たちの琴線に触れたのだと思います」

 一方、マッチ人気は「ギンギラギンにさりげなく」の歌詞やメロディーの中毒性、斬新さからでは、と椎名さん。

「韓国では同じ言葉を何度も繰り返すキャッチーな歌詞が受ける。例えば『チンチャチンチャ』や『ノムノムノムノム』など、同じフレーズを繰り返すことが中毒性となって支持される。『ギンギラギンにさりげなく』というフレーズが韓国では今っぽくて面白く、幅広い世代に受け入れられたのだと思います」(椎名さん)

韓国で「マッチ」の名を

 とはいえ、実際に韓国で活動するのは決して簡単なことばかりではない……と神妙な面持ちのマッチ。

「今回も近藤真彦という名前より『ギンギラ』という歌のパワーが前提。結局、第一次ブームも第二次ブームも、常に歌が先行しちゃった。今回は住田さんが歌ってくれたことで盛り上がりましたしね。最近も焼き肉店に入ったら『あの人、ギンギラを歌っているらしいよ』って言われて。つまり、韓国では『あ、マッチだ!』という人より、『あのギンギラのオリジナルを歌っている人だ』と言われることの方が多い」(マッチ、以下同)

 そのうえで「サインをください」とねだられるという。

「僕自身、ずっと心のどこかで韓国で活動したいという気持ちはありました。台湾や香港もそうですが、韓国も大好きな国でしたから。そういう意味でも、このチャンスを生かしたいと思っています」

 今後は韓国での活動を視野に韓国語を学びたいそう。

「韓国のアーティストはみなさん最低限の日本語を勉強してから日本で活動をする。それは本当に見習うべきこと。僕も今回初めて韓国でコンサートを開きましたが、やはり最低限の韓国語は話せないとダメだと思いました」

 今回のコンサートでは一夜漬けで覚えたような韓国語を披露したマッチだが、韓国語を学ぶことには抵抗もあった。

「韓国へ来る前は、60歳になってイチから韓国語を勉強するってどうなのかなと思う部分もありましたし、なかなか頭にも入ってこないから勉強する気になれないところもありました。ただ、これもタイミング。韓国で仕事ができる、あるいは韓国の人たちに喜んでもらえる要素があるのなら、まずは韓国語を勉強して、日常会話くらいは話せるようになりたい。何事もきっかけが大切ですよね」

 昭和アイドルに限らず、前述したように韓国ではJ-POPにも熱い視線が注がれている。米国で最も権威ある音楽チャート「ビルボード」によると、韓国では、Official髭男dism、米津玄師、優里、tuki.、back numberなどが高い人気を集めている。今後も幅広い日本の音楽や歌謡曲が、韓国の音楽シーンを席巻していきそうだ。

渡邉裕二(わたなべ・ゆうじ)
芸能ジャーナリスト

デイリー新潮編集部

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