青学卒の32歳女性アナ、「ポスト宮根」に内定 「クロキチ」「ちゃき」の愛称…関西で1、2の人気
頭を痛めた日テレ
黒木氏の内定までに日テレは神経をすり減らした。最も頭を痛めたのは後続番組の放送枠を日テレが欲しがり、奪おうとしているという説が流れたこと。
あり得ない話なのである。「ミヤネ屋」の視聴率は20年間、好調だった。日テレにも系列各局にも大きく貢献した。その放送枠を日テレの思惑で奪い取ったら、信義にもとる。
万一、本当にそんなことをするとしたら、読テレに同等の利益が上げられそうな放送枠を用意しなくてはならない。だが、帯の情報番組と釣り合う放送枠などない。無理な話なのだ。
民放の常識を考えると、あまりに現実離れした説とはいえ、こんな話が日テレ内にあったと読テレが信じたら、両局の関係に亀裂が生じかねない。広告代理店も動揺する。後続番組が始まる10月以降のスポンサーの獲得計画が根底から崩れてしまうからだ。
系列局の放送枠を奪えないのは他局系列も同じ。たとえばフジテレビは東海テレビ(名古屋)が制作していた午後1時台の30分の昼ドラ(1964~2016年)を移動したがっていた。それは1990年代から。大型生番組を編成しやすくするためである。
フジは何度も東海テレビと交渉し、代替案として平日夕方の放送枠などを用意したが、折り合わなかった。やっと話し合いがついたのは2016年。20年余もの時間が費やされた。
昼ドラが終わるのと同時に「土ドラ」(土曜午後11時40分)が生まれた。これが代わりの放送枠である。それにより「その女、ジルバ」(2021年)、「おいハンサム!!」(2022年)などの名作が誕生した。
在京キー局と系列局の関係は新聞社の本社と支社とは違う。独立した会社と会社。株主構成もまるで異なる。
日テレと読テレにも上下はなく、パートナー。番組についての情報は共有し、意見も出し合うが、相手の番組に介入する権利などあるはずがない。
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